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白兎が5匹 ページ7

しのぶ目線





八上「改めまして、私は神霜八上と申します」




しのぶ「私は胡蝶しのぶ、そして先程私といた人は煉獄杏寿郎さんです
私達は鬼を狩っている者です」




八上「鬼狩り様………でしたか」




しのぶ「私達をご存知で?」




八上「えぇ、私と母は昔に鬼狩り様から助けて頂いたのです

八上「そしてAちゃんにも助けて頂きました」





鬼になり、人を守る行動をとった……ということか





八上「この子が例え、私と母を襲った同じ種族だとしても私の命の恩人に代わりはありません」





真っ直ぐな目……


きっと、私達が首を斬ろうとしたら絶対に止めるだろう





しのぶ「私達は鬼狩りです、彼女のことを見過ごす訳にはいきません」

しのぶ「それに、今彼女を見過ごしたとしても他の鬼狩りが彼女を殺しに来るでしょう」




八上「ですがッ!!」




しのぶ「鬼が人を襲うことがないよう狩ることが私達の役目
つまり、彼女が鬼を襲わないことを“皆さん”の前で証明することが出来れば……」




八上「皆さん、とは?」




しのぶ「鬼狩りの中で位が高い人達のことです
私と煉獄さんもその中に含まれています
そして、私達は彼女を信じています」




八上「ならば……!!」




しのぶ「彼女を無害だと証明する為には、私達の言葉だけでは不十分だと思います
ですが、証拠さえ十分に揃えば……」




八上「私を……私を証言人として連れて行って下さい」




しのぶ「神霜さん……」




八上「Aちゃんが危険な状況なのに何もしないなんて私には出来ません」

八上「私は彼女に守ってもらいました、だから今度は私が守りたいんです」





本当は一般人を巻き込みたくはない


でも貴重な証言だ





貴女『………婆?』





先程まで隣にいたAさんが八上さんの側に近付く





貴女『どっか……いたい?』





暗い表情から心配したのだろう





八上「いいえ、大丈夫よ。大丈夫……大丈夫だからね」





まるで自分のことではなく、彼女に“大丈夫”と言っている様に私には聞こえた






ガラガラ






しのぶ「!煉獄さん………」





山の見回りを終えた煉獄さんが戻って来た





しのぶ「どうでしたか」




杏寿郎「鬼は残っていなかった、問題ない」





Aさんが鬼を倒した(喰らった)から減ったのだろう


つまり、彼女には鬼を殺す能力を持っている









本当に不思議な存在だ

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(プロフ) - 天白 光さん» 応援ありがとうございます、とても嬉しいです!更新頑張ります!! (2021年10月24日 16時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
天白 光 - スゴイ面白かったです。応援しています。更新頑張ってください。 (2021年10月24日 16時) (レス) @page7 id: 47e0946df6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 桜桜もっけさん» そう言ってもらえて、とても嬉しいです!!更新遅いかもしれませんが宜しくお願いします! (2021年10月18日 23時) (レス) id: ccd9ca707d (このIDを非表示/違反報告)
桜桜もっけ - すごいドタイプの話です! (2021年10月18日 23時) (レス) @page5 id: 312d61ae20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月15日 23時

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