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三十四話:言いたい事 ページ36

春彦Side


鈴「城も親も大嫌いだよ…




  "落城してほしいくらい"」


鈴はそう口にした

質問の答えがあまりにも想定外で呆然としてしまった



春彦「そうか…」


俺が憎い

鈴がこんなにも城や親を嫌っているという事は

血の滲むような思いをしたと言う訳だ

すぐに妹を助けられなかった俺が醜い



鈴「春彦さん?」


春彦「すまなかった…」


俺は鈴を抱き締めた

今、侍女長等は眠っているのだ

だから兄妹の時間を邪魔されないで済む


鈴「何で謝るの?」

春彦「お前をすぐに助けられなかった…」

鈴「ふふっ何言ってるの、今も私の事を助けているじゃん」

春彦「どういう事なんだ?」

鈴「いつも相談に乗ってくれたり、倒れていた私を助けてくれた」

鈴「私は貴方と前から会っていたような気がするんだ」

春彦「っ…(泣)」

春彦「鈴っ!お前に前から言いたい事かあった聞いて驚くな…俺達はきょうだ(侍女長「何しているんですか?お二人さん」ニコッ

三十五話:落城→←三十三話:大嫌い



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設定タグ:逆ハー , 美少女 , 感動   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:えんどう | 作成日時:2021年7月19日 20時

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