今日:20 hit、昨日:1 hit、合計:30,783 hit
小|中|大
三十四話:言いたい事 ページ36
春彦Side
鈴「城も親も大嫌いだよ…
"落城してほしいくらい"」
鈴はそう口にした
質問の答えがあまりにも想定外で呆然としてしまった
春彦「そうか…」
俺が憎い
鈴がこんなにも城や親を嫌っているという事は
血の滲むような思いをしたと言う訳だ
すぐに妹を助けられなかった俺が醜い
鈴「春彦さん?」
春彦「すまなかった…」
俺は鈴を抱き締めた
今、侍女長等は眠っているのだ
だから兄妹の時間を邪魔されないで済む
鈴「何で謝るの?」
春彦「お前をすぐに助けられなかった…」
鈴「ふふっ何言ってるの、今も私の事を助けているじゃん」
春彦「どういう事なんだ?」
鈴「いつも相談に乗ってくれたり、倒れていた私を助けてくれた」
鈴「私は貴方と前から会っていたような気がするんだ」
春彦「っ…(泣)」
春彦「鈴っ!お前に前から言いたい事かあった聞いて驚くな…俺達はきょうだ(侍女長「何しているんですか?お二人さん」ニコッ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えんどう | 作成日時:2021年7月19日 20時