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人っ子二人 ページ10

其から俺は姉の自宅であった彼岸屋敷を訪れた


荷物は少なく、必要最低限の物しか置かれていない其の部屋は

まるで何時死んでも良いようになっているようにも見えて悔しくなった



机の引き出しを確認していると一枚の不思議なノートが出てきた


中を見ると鬼殺隊ですら知らないであろう鬼のことや、全呼吸の型、鬼を人間に戻す方法、

稀血、日輪刀のことやらなにやら色々

更に驚いたのは









____鬼舞辻無惨の事が詳細に書かれていた


十二鬼月の事も何故か詳細に。


俺は疑問に思った


__何故鬼舞辻は姉を殺さなかった?

__どうやって調べた?



__如何して此の屋敷には一年中色とりどりの彼岸花が咲いているのか



俺は其のノートと形見の簪をもって屋敷を出た


振り返らずに



少し時は飛んで最終選別の日、

俺は義勇と錆兎、真菰と生きて帰って鱗滝さんに飛び付こう!と約束をした

鱗滝さんには姉貴が死んでからお世話になっていたから恩返しがしたかった


俺は途中から錆兎と真菰と行動していた

何処からともなく悲鳴が聞こえて俺達は走り出した


デカイ、手の鬼


そいつは錆兎と真菰、そして俺が持っている厄徐の面を見て食べると言い始めた

其からはあまり覚えていない

気が付いたときには錆兎は頭の無い状態で転がり、真菰は四肢を千切られていた


俺は何も出来なかった


其の罪悪感を感じながら、錆兎と真菰の仮面を重ねて俺の仮面の後ろに着けて山を出た


義勇が居た


俺は事情を説明すると義勇は絶望したような顔をして泣き出してしまった


嗚呼、俺は何で泣いていないのだろう
何で泣けないのだろう


色々考えなからひたすら鬼を斬り続けた


暇があればノートを見て
任務は全力で鬼なら何でも切り刻んだ

其の中で、俺は一度だけ鬼舞辻に遭遇した。人間の振りをして生きている様子を見て寒気がした

彼奴は此方を見て驚いたような顔をした


其以降、俺は十二鬼月を二人倒して柱になった。時柱 彌欺禰 癒慰として、生きてきた


其は突然だった。

上弦の壱の目撃があったから現場に向かうともう既に倒されていて


そこに佇む人は

腰まである白銀の髪を揺らし
黒い狐の面を着けた
不思議な人だった


話を聞こうと手を伸ばしたがその人は飛び上がり、屋根の上を走っていってしまった


俺は錆兎も真菰も姉貴も

皆生きてんのかと思う時があった

朝起きると布団が一回転してたり、皆で撮った写真を見てると室内なのに風が吹いたりしたから

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05050301--- - 我妻善逸の許嫁さん» あぁ!本当に申し訳ございません!直します! (2019年9月16日 20時) (レス) id: f82658311e (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 炭次郎ではなく、炭治郎です。怒。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月16日 11時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シーニー・リコリス・ラジアータ | 作成日時:2019年9月16日 11時

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