鬼が三匹 ページ5
炭治郎side
炭治郎「んん」
真菰「大丈夫?」
炭治郎「…ハッ!」
炭治郎「先の見たか!?」
真菰「…?」
炭治郎「凄い一撃だった!無駄な動きか少しもない!本当に綺麗だった!あんな風になりたい!俺も!成れるかな、あんな風に」
真菰「……きっと成れるよ、私が見てあげるんだもん」ニコッ
可愛らしい
炭治郎「君は誰だろう」
其の女の子は真菰と言った
彼の少年は錆兎だと教えてくれた
相手をしてくれた子は彌欺禰だと言った
更に真菰は俺の悪いところを指摘してくれた
癖が着いているところや無駄な動きがあるところを直してくれる
何故そうしてくれるのか、何処から来たのかを聞いても教えてくれない
真菰「私達、鱗滝さんが大好きなんだ」
此の言葉は真菰の口癖だった
二人は兄弟ではない
孤児だったのを鱗滝さんが育てたそうだ
真菰「子供達は未だ他にも居るんだよ!
何時も炭次郎を見てるよ」
真菰は…少し変わった子だった
言うことが、フワフワしている
真菰「全集中の呼吸はね、全身の血の巡りと心臓の鼓動を速くするの。そしたら凄く体温が上がって、人間のまま鬼のように強くなれるの」
真菰「兎に角、肺を大きくすること。血の中に沢山沢山空気を取り込んで、血が吃驚したとき、骨と筋肉が慌てて熱くなって強くなる」
良く分からない…
炭治郎「どうやったら出来るかな」
真菰「……死ぬほど鍛える。結局、それ以外の方法なんてないと思うよ?彌欺禰を除いて」
炭治郎「?何で」
真菰「何でもない。気にしないで?」
手が、足が、千切れそうなほど、心臓が破けそうなほど、刀を振った
其でも、錆兎に勝てなかった
彼の一回キリ、彌欺禰は俺と試合をしなくなった
錆兎が相手をしてくれていた
錆兎に、勝てない。
__半年、経つまでは
その日、俺が挑みに行くと錆兎も彌欺禰も真剣を持っていて
錆兎「半年でやっと男の顔になったな」
キンッ キンッ
炭治郎「今日こそ勝つ!」
真正面からの勝負は単純だ。
より速く、より強い方が勝つ!
シュン
一瞬で勝負は決まった
この日、初めて俺の刃が先に錆兎に届いた
炭治郎「ッ!?」
俺が勝ったとき、錆兎は笑った
嬉しそうな泣きそうな安心したような
真菰「炭次郎」
炭治郎「ッ!?」
真菰「良く、やったね。今のを忘れないで。勝ってね、炭次郎。彼奴に」
気付くと、錆兎は消えていて
錆兎の面を斬った筈の俺の刀は
__岩を斬っていた
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05050301--- - 我妻善逸の許嫁さん» あぁ!本当に申し訳ございません!直します! (2019年9月16日 20時) (レス) id: f82658311e (このIDを非表示/違反報告)
我妻善逸の許嫁 - 炭次郎ではなく、炭治郎です。怒。 (2019年9月16日 19時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月16日 11時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シーニー・リコリス・ラジアータ | 作成日時:2019年9月16日 11時