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お届けもの、いつつ。 ページ6

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学校へ行く途中、私はちょっとだけ郵便局に寄った。


目的は切手を買うため。





昨日書いた手紙を出したかったんだけど、あいにく切手がきれてて。

ギリギリ朝練には間に合いそうなので郵便局に寄ることにした。









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その後、切手も買って手紙も出して、『早く届かないかな〜』とルンルン気分で歩いていた私は、曲がり角から来る人影に気づかなかった。









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「.....うっ、ほゎっ!」





はい見事に激突ー。

体格的に私が吹っ飛ばされましたよ。

しかも相手は男2人。





「あぁ...すみません...」





尻餅をつきながらも、一応頭を下げる。


しかし、ぶつかった方のひとりは『大丈夫ですか?』とも言わないし、ても貸してくれない。

もうひとりは頭下げて謝ってくれてるけどね。




冷たい方の男は無言で私を見下ろしているだけ。








_____なんて.....なんて.....









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「なんて薄情なヤツなんだよ月島ぁっ!」



月島「あ、スミマセン。

見えなかったもんで」






「私先輩だよ。朝からディスるのやめようか」






山口「すみません!ちゃんと前見てませんでした!」




「山口は偉いね。どこかのノッポ眼鏡と違って」









そう、ぶつかったのはまさに天使(山口)と悪魔(月島)。



おかげでお尻痛いし、毒づかれるしでテンション下がりますよ。


けど私は先輩だから、そんな事は顔に出さず、ニコニコしながら一緒に学校まで向かう。








山口「蒼井さん、そのマフラーと手袋いつも付けてますよね」



「そーだよー。彼氏からのプレゼント」





月島「彼氏さんがセンス良くて良かったですね。
そのマフラー似合ってないこともないですし」




「あらやだ。月島くんデレ期?」



月島「...ほんと蒼井先輩って彼氏さんと似てますよね」




「褒められてる気がしない」









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だらだらと話しながら歩く道は、太陽が照り始めて少し暖かかった。


けどマフラーと手袋はまだ付けておきたくて、月島に冷やかされながらふわりとした生地に顔を埋めた。

お届けもの、むっつ。→←お届けもの、よっつ。



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紗英(プロフ) - 死神。さん» ホントですかっ!!めっちゃ嬉しいです((o(*>ω<*)o)) ありがとうございます! (2015年12月30日 18時) (レス) id: 364178176a (このIDを非表示/違反報告)
死神。 - うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…めちゃくちゃ泣きましたぁぁぁぁ!!!!!すごく感動する小説作ってくれてありがとうございますぅぅぅぅぅ← (2015年12月30日 17時) (レス) id: 56a0cadebf (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - 綺朔羅さん» ホントですか.....嬉しいです・゚(ノД`)・゚ 読んでいただきありがとうございました! (2015年12月30日 14時) (レス) id: 364178176a (このIDを非表示/違反報告)
綺朔羅(プロフ) - 泣いた。ヤバイ。イイ話過ぎる。 (2015年12月30日 14時) (レス) id: f9ce485502 (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - 岩野りんご元緑猫さん» あ、ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) そんな風に言っていただけて嬉しいです! (2015年12月28日 13時) (レス) id: 364178176a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紗乃みこ | 作成日時:2015年12月23日 0時

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