42 保育園 ページ10
｢あ、あの...
この子達は？｣
私の足に抱きついてきた女の子。
4歳くらいかな。
その子の頭をポンポンしながら菅原さんに聞いた。
菅｢あぁー、あのね。
ここ、院内学級と言うよりは保育園って感じでさ。
常日頃から小児科のチビちゃんたちが遊びに来てんの。
小さい子は病院なんて退屈だろうしなー｣
｢ナルホドぉ...｣
菅｢それに、日向という保育士がいるおかげで毎日大繁盛だべ！！｣
ニシシっと笑って日向さんを見る菅原さん。
その様子はまるで家族。
菅原さんがお母さんで、日向さんが長男。
その他の子供たちが弟や妹って感じだ。
ほのぼのしてるねー。
なんだか病院って気がしないよ。
??｢ねぇねぇおねーちゃん？
おねーちゃんもびょうきなの？｣
いきなり足に抱きついていた女の子が話しかけてきた。
か、かわいぃ...(￣Γ￣)
｢う、うん。お姉ちゃんはね、頭の病気なの｣
きちんと同じ目線にしゃがんで話す。
私って偉いな(ﾄﾞﾔ
すると、女の子が私の頭を撫でてきた。
??｢はやくなおるよーに、よしよししてあげる！
だからおねーちゃんも、アイの頭よしよしして！｣
"アイちゃん"と言うらしいその子は、純粋な笑顔で私の頭を撫でてくれる。
可愛いな...。私にもこんな頃があったのかな...。
｢ありがとう。お姉ちゃんもよしよししてあげるね｣
私がアイちゃんの頭を撫でると、猫みたいにくしゃっと笑う。
頭ふわふわだな。
アイ｢ありがとおねーちゃん！アイ、元気になったよ！｣
ニコッと笑って、トタトタと日向さんの所へ走っていったアイちゃん。
｢...子供は可愛いですね｣
菅｢だよなー。俺も子供ほしーわ｣
｢え、彼女とかいないんですかっ｣
菅｢病院で働いてる男の彼女とか、苦労するだろうしな。
今はまだ興味ないかなー｣
へーへーへー。いがーい。
菅原さんとか絶対モテルでしょ。
少なくとも、どこかのトサカとは違って。
｢あ、そーいえば菅原さん｣
菅｢どーした？｣
｢私の勉強はどうなるんデスカ｣
菅｢.....｣
｢.....｣
.
菅｢今日は諦めて。ゴメン｣
｢デスヨネー｣
アイちゃんとか、可愛い子に会えたのは良かったけど...。
(ミーは何しにこの部屋へ？)
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うーめん - うーん…菅さんの【べ】の使い方が違う様な… (2016年8月20日 11時) (
レス) id: a5b5230f90 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 山口忠、出していただけると嬉しいです！ご検討、お願いします！ (2016年7月24日 18時) (レス) id: 31f7b8a22b (このIDを非表示/違反報告)
夜雹 - 赤葦…ドンマイ☆((( (2016年2月10日 17時) (レス) id: 3fa1f6b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 影山出していただけないでしょうか！ (2015年12月24日 2時) (レス) id: 53309a7c20 (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - 美夢さん» 切なくなってましたか？ それなら嬉しいです。ありがとうございます。 (2015年12月4日 19時) (レス) id: 364178176a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗乃みこ
| 作成日時：2015年11月7日 15時
