39 .....え？ ページ6
なんだか私たちの間に微妙な空気が流れる。
さっきから菅原さんは喋らないし...。
...顔赤かったのってまさか
怒らせた！？
ヤバイ。だとしたらヤバイ。
菅原さん、絶対怒らしたらダメなタイプだよね。
黒い笑みで迫ってきそう。
｢((ﾌﾞﾙﾙｯ｣
うぉぅ...。
少し悪寒が...。
１人でビビっていたその時、ずっと黙っていた菅原さんが振り向いた。
その顔には、さっきまでの熱っぽさは微量も無くて安心した。
怒ってたわけじゃないよなさそうだ。
菅｢さ、A！着いたべ〜！｣
笑顔で指さす看板には、可愛らしい文字で
『院内学級』
と書いてある。
｢あ、ありがとうございますっ！
２回もわざわざ連れてきて頂いて...
なんとお礼を申し上げれば良いか...｣
菅｢いや、そんなに改まらないで。
むしろ案内して良かったべ｣
｢??｣
何を言うのだ菅原さん。
"案内して良かった"とは...
｢一体どういう...？｣
不思議に思うの私の顔を見て、菅原さんは目を見開いた。
菅｢あれ？言ってなかったか？
俺、院内学級の先生なんだべ｣
.
｢...え｣
菅｢そんなにびっくりすんなよー。
じゃ、今日からよろしくな、A！｣
チョットマッテクダサイ。
いきなり笑顔で手を差し出されてもですね。
突然のことには弱いんですよ私。
頭を整理しろ、A。
菅原さんは
私の恩人であり天使。
いきなり頬をつまむ系の人。
怒らしたら怖そう。
院内学級の先生だった。
｢...｣
ナルホド。驚きました。
菅｢A、ボーッとしてどうした？
気分悪い？｣
｢いえ、脳内の情報が混雑しているだけです｣
菅｢悪い。よくわかんねーべ｣
困ったような顔をしてスルーされた。
てか菅原さん、スルースキル高い気がする。
こっそり毒づく私をよそに、学級の扉をがララと開けて中に入っていく菅原さん。
私も後をついていく。
｢案外広いんですねー｣
菅｢子供が来るしね。
狭苦しかったらキツイだろ？
小児科の子たちも一緒｣
｢そーなんですか...｣
部屋は、落ち着いた色でリラックスできる。
壁に貼ってある絵は、小児科の子供たちが書いた絵かな。
菅｢じゃあもうすぐで始めるからな！｣
そう言った菅原さんは、茶色いメガネをかけて一気に先生になっていた。
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うーめん - うーん…菅さんの【べ】の使い方が違う様な… (2016年8月20日 11時) (
レス) id: a5b5230f90 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 山口忠、出していただけると嬉しいです！ご検討、お願いします！ (2016年7月24日 18時) (レス) id: 31f7b8a22b (このIDを非表示/違反報告)
夜雹 - 赤葦…ドンマイ☆((( (2016年2月10日 17時) (レス) id: 3fa1f6b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 影山出していただけないでしょうか！ (2015年12月24日 2時) (レス) id: 53309a7c20 (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - 美夢さん» 切なくなってましたか？ それなら嬉しいです。ありがとうございます。 (2015年12月4日 19時) (レス) id: 364178176a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗乃みこ
| 作成日時：2015年11月7日 15時
