54 ご対面 ページ25
黒尾side
.
花｢担当患者が倒れたってのに遅かったな。
大事に至らなかっただけ俺に感謝しろ｣
やけにドヤ顔で、言ってくる花巻。
その整った顔面握りつぶしてやろうか。
黒｢それはそれは、申し訳ありませんね〜。
あいにく、何処かの誰かさんと違って忙しかったもんで(ﾆﾔﾆﾔ｣
花｢喧嘩売ってんのかクソ尾｣
黒｢お前が売ったんだろクソ巻｣
.
俺たちの不毛なやり取りは、研磨によって沈められた。
あの時の研磨の顔は、思い出したくもないからあえて言わないでおく。
.
.
｢.....ぅ...ん...｣
黒｢っ、A！？｣
微かにだが、Aがうめき声を出した。
と思ったら、パチパチと瞬きをして。
｢.....、.....？｣
アイツの心の中を翻訳すると、
《何で私寝てんの。何で黒尾いんの。このピンク頭だれ》
って感じだろうな。
黒｢...おい、お前、いきなり倒れたんだぞ。
ナースコールを冷静に押した研磨に感謝しろよ｣
｢.....あ、え、
私倒れたんだっけ...？｣
あ、まずそこからですか。ハイ。
俺はとりあえず、ここまでの経緯を話した。
＿＿＿＿んで、その結果がコレ。
.
｢研磨さんに、花巻先生、ほんっっとに有難うございます！
命の恩人ですよ〜。感謝です｣
研｢まぁ花巻さんがすぐに来てくれて良かったね｣
花｢なんてったって、俺は孤爪の担当医だからな！
孤爪のベッドからナースコール鳴ったもんだから何事かと思ったら...
まさかの女の子が意識失ってたってゆーね｣
｢ホントご迷惑おかけしました。仕事中なのに｣
花｢なんのなんのー！
俺は医者なんだから迷惑かけろよ！！
とりあえずだな、持ち直して良かった！｣
＿＿＿何だよっ、俺空気じゃん！
俺のドス黒いのオーラに気づいたのか、花巻は『んじゃまたな』って言って部屋を出ていった。
研磨はペコリと頭を下げて、Aはサヨナラ〜と手を振っている。
.....ちっ、何か俺が遅かっただけで皆の態度が違うじゃねーか。
.
その時、花巻がドアの隙間から俺に向かって
手をクイクイッとしているのが見えた。
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うーめん - うーん…菅さんの【べ】の使い方が違う様な… (2016年8月20日 11時) (
レス) id: a5b5230f90 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - 山口忠、出していただけると嬉しいです！ご検討、お願いします！ (2016年7月24日 18時) (レス) id: 31f7b8a22b (このIDを非表示/違反報告)
夜雹 - 赤葦…ドンマイ☆((( (2016年2月10日 17時) (レス) id: 3fa1f6b3c6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 影山出していただけないでしょうか！ (2015年12月24日 2時) (レス) id: 53309a7c20 (このIDを非表示/違反報告)
紗英(プロフ) - 美夢さん» 切なくなってましたか？ それなら嬉しいです。ありがとうございます。 (2015年12月4日 19時) (レス) id: 364178176a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗乃みこ
| 作成日時：2015年11月7日 15時
