5個目のご注文 ページ6
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木兎｢あー腹いっぱい！｣
赤葦｢木兎さん食べ過ぎですよ｣
本日は日曜日。部活はオフ。
だかいつものメンバーと一緒にいる。
今日はみんなで遊びに来てるのだ。
とは言ってもご飯食べてからショッピングモールをぶらぶらしてるだけなんだけど。
180cmを超える団体が歩いてたらそりゃみんな2度見するよね。
さっきからずっと視線を浴びてる。
でもそんなことは気にならない。
なぜならもっと気を取られる事が目の前にあるからだ。
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........赤葦の私服！！
一言でいうとシンプルイズベストって感じ。
素材がすこぶるいいのでめちゃくちゃ様になっていて写真撮りたい。無理だけど。
そんなことを考えてたら、誰の発案か分からないけど自然とみんな服屋へと足が向かっていた。
これはいい機会では？
ここで赤葦が思う理想の女の子の服を聞いておけば、今後の参考になるかも。
『ねえ赤葦』
赤葦｢ん？｣
『こ、これとこれどっちが良いと思う？』
私は目についたスカートを2つ手に取る。
ひとつはブルーの薄いストライプ。
もう1つはワインレッドでタータンチェック。
寒色系か、暖色系か。
せめてそれだけでも絞らせてもらおう。
赤葦｢んー、俺が好きなのはこれかな｣
しかし、やつは第3の選択肢を出してきた。
赤葦が手に取ったのは白のロングスカート。
裾に少しだけレースがあしらわれている程度のシンプルなもの。
『こういうのが好きなの？』
赤葦｢俺があんまり派手な服着ないしね｣
『彩度無い系？』
赤葦｢そうとも言う｣
なんと...。
自分の服装を思い出す。
まあまあ彩度高めなものが多いのでは。
すると、私が難しい顔をしていたからだろうか。
赤葦が咄嗟にフォローを入れてきた。
赤葦｢でも似合ってればなんでもいいと思うよ｣
しかし、少しは好きな人の理想に近づきたいのが女子である。
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『あ、赤葦』
赤葦｢ん？｣
翌日。
廊下ですれ違った時に赤葦を呼び止めた。
さあ見るがいい。
いつもは赤やらピンクやらのカーディガンを着ている私が、今日は真っ白のカーディガンだぞ。
見慣れないシンプルさにさすがに気づくだろ、
赤葦｢どうしたの？｣
『え、なんか言うことない？』
赤葦｢特には｣
『そっすか』
まあ気づかないよね、知ってた。
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柚羽(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!!!!角名くんとか治くんのお話も読んだんですがほんとにキュンとしました…すきです…ありがとうございました！ (2020年6月16日 21時) (
レス) id: 907bdd6a18 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - k1116さん» そんな風に言っていただけるとは、とても嬉しいです！ この作品を読んでくださって本当にありがとうございました！ (2020年5月26日 23時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
k1116(プロフ) - 赤葦作品の中で1番好きです (2020年5月26日 23時) (レス) id: b5f6f36829 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 桜ひかりさん» ありがとうございます！ またネタが思い浮かび次第新作を作ろうかと思います！ (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 千尋さん» ありがとうございます！ 最後まで読んでいただけて嬉しいです！ (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗乃みこ
| 作成日時：2020年5月18日 19時
