番外編 あの時赤葦は �� ページ19
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これは『8個目のご注文』で、赤葦と木葉が話してるのを夢主が立ち聞きしている時の話です。
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今日は珍しく俺が1番に体育館に着いた。
なので黙々と1人で準備をしていると、木葉さんがやって来た。
木葉｢おっす赤葦。今日は早いのな｣
赤葦｢こんにちは。ええ、今日は終礼が早くて｣
軽い挨拶を交わしてから2人で準備を進めていると、空きっぱなしの体育館のドア越しにちらりの覗く影。
たぶんあれは彼女。
そう思った時、突然木葉さんが今日女子に告白されたという話を始めた。
そうなんですか、と聞いてる間にも彼女は中に入ってくると思ったが、なかなか来ない。
そのうち、俺に彼女が欲しいかと言う質問が投げかけられた。
なんて答えようか.......と、恐らくドア越しに聞き耳を立てているであろう彼女のことを考えながら悩む。
赤葦｢欲しくないわけじゃないですね、楽しませてくれる子が傍にいたら良いでしょうし｣
木葉｢楽しませてくれる子ねえ｣
俺の言葉を聞いてニヤニヤと笑う木葉さん。
まったく..............。
そしてその直後、彼女は何食わぬ顔で体育館に入ってきた。
もちろん俺も、何食わぬ顔で会釈する。
俺の話を盗み聞きしていた彼女は、一体どんなことをしてくるのだろう。
ここ最近、彼女の反応を見るのがほんとに楽しいのだ。
少しだけワクワクしながらネットを張っていると、さっそく隣に彼女が来た。
ネットを貼る手伝いをしながら、こちらを見上げてくる。
『ねえねえ赤葦』
赤葦｢ん、なに.......って、何その顔｣
目の前には可愛い顔を盛大に歪めた彼女。
変顔、そう来たか。
変化球すぎて固まっていると、
笑ってよ
と一言。
木葉さんにも見せてとせがまれ、俺には笑ってもらえなかった恥ずかしさからか、耳を真っ赤にしながら顔を抑える彼女。
そんな彼女を見ていたら、俺までつられて笑いそうになってしまった。
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ほんとうに、彼女は俺を楽しませてくれる。
だから好きなんだよ。
そろそろ俺が我慢するのも限界に達しそうだし、頃合いを見て告白でもしようか。
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_________そう思ってた矢先、予想外にも向こうから来たという話は本編でどうぞ。
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柚羽(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!!!!角名くんとか治くんのお話も読んだんですがほんとにキュンとしました…すきです…ありがとうございました！ (2020年6月16日 21時) (
レス) id: 907bdd6a18 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - k1116さん» そんな風に言っていただけるとは、とても嬉しいです！ この作品を読んでくださって本当にありがとうございました！ (2020年5月26日 23時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
k1116(プロフ) - 赤葦作品の中で1番好きです (2020年5月26日 23時) (レス) id: b5f6f36829 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 桜ひかりさん» ありがとうございます！ またネタが思い浮かび次第新作を作ろうかと思います！ (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 千尋さん» ありがとうございます！ 最後まで読んでいただけて嬉しいです！ (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗乃みこ
| 作成日時：2020年5月18日 19時
