番外編 おめでとう ページ15
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『突然なんですけど、』
部活前、先輩マネさん2人に意を決して声をかけた。
部内でコソコソ恋愛をするのもいかがなものかという意見の一致により、ちゃんと皆に報告しようということでまとまったのだ。
雀田｢んー？どーしたの？｣
白福｢なになに〜？｣
『あの、じつは私、あかあ.....』
木兎 ｢あかーし、Aちゃんと付き合ったのか！｣
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『へっ.......』
体育館の中から聞こえてきたのは、我らがエースの声。
恐らく今赤葦が報告したとこなんだろう。
私は恥ずかしくなってしまって顔を抑えたが、その手は先輩2人に取られる。
雀田｢Aちゃん、今のほんと？｣
『は、はい....』
雪絵｢照れてる〜｣
『あたりまえです！』
顔が熱い。たぶん今真っ赤。
雪絵さんもかおりさんもにやにやしながら見てくる。
雀田｢いいじゃん、おめでとう！｣
白福｢良かったね〜！やっと、って感じ〜｣
『は、はい！そうです、ね.......
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.......え、"やっと"？』
白福｢あっ｣
雀田｢こら！それは言っちゃダメだって｣
慌てたように口を塞ぐ雪絵先輩の頭を、かおり先輩が優しくチョップした。
"やっと、って感じ〜"
やっと？
ということは、
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『先輩たち、私が赤葦のこと好きなの知ってたんですか？』
白福｢そ、そうだね〜｣
『ええ！いつからですか！』
雀田｢いつだっけ、結構前？｣
白福｢前かな〜｣
『なんと恥ずかしい....』
私の好意はバレバレだったのか。
そう思うと、なんだか今にも穴に入りたい。
『赤葦も前から私のこと好いていてくれてたらしいんですけど、あいつはぜったい誰にもバレてなかったんだろな.......。
あのポーカーフェイスだし』
はあ、とため息を着くと、先輩2人は少し笑って体育館に入っていった。
私もその後を追う。
尚、他の部員たちから熱烈な祝福を受けたことは言うまでもない。
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___________________________
白福｢赤葦の気持ちも知ってたよって言っちゃだめだったの〜？｣
雀田｢だめだめ！あれだけ口止めされたんだから｣
白福｢赤葦も案外照れ屋さんなのかな〜｣
そして時は、少し前に遡る。
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柚羽(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!!!!角名くんとか治くんのお話も読んだんですがほんとにキュンとしました…すきです…ありがとうございました！ (2020年6月16日 21時) (
レス) id: 907bdd6a18 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - k1116さん» そんな風に言っていただけるとは、とても嬉しいです！ この作品を読んでくださって本当にありがとうございました！ (2020年5月26日 23時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
k1116(プロフ) - 赤葦作品の中で1番好きです (2020年5月26日 23時) (レス) id: b5f6f36829 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 桜ひかりさん» ありがとうございます！ またネタが思い浮かび次第新作を作ろうかと思います！ (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 千尋さん» ありがとうございます！ 最後まで読んでいただけて嬉しいです！ (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗乃みこ
| 作成日時：2020年5月18日 19時
