ご注文を確認致します。 ページ12
.
『.....................へっ?』
.
こんな時に
何を言ってるんだこの男は。
『バカなの?』
赤葦「なんでだよ」
『鈍いにも程度ってもんがあるでしょ。空気読みなよ』
赤葦「鈍いって誰のこと?」
首を傾げて聞いてくる赤葦に、私もとうとう溜まり溜まった鬱憤が爆発した。
.
『赤葦はほんと、注文が多いの!
なんも考えて無さそうなのに、あーゆー子が良い、こーゆーのが好きとか!
もうこっちは大変なの!
しかもそれ聞いて色々頑張ってもなーんにも気づいてくれないし!
しかも挙句の果てにこのタイミングで、俺は告白したい派です宣言とかバカなの!?
鈍感もここまで来たら尊敬するよ!』
.
ポカンとする赤葦を前にして、一息に言いたいことを言い切ってぜえぜえする私。
こんな息切れをするために呼び出したわけじゃなかったんだけどな。
しかも当の本人はくすくす笑い出すし。
『ねえほんと、バカな.......』
赤葦「だから、誰がバカだって?」
『赤葦がに決まってんでしょ』
即答すると、赤葦はにっこり笑った。
.
.
赤葦「残念だけど俺はバカでも鈍くもないよ。
だって、全部分かってたし」
500人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚羽(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした!!!!!!角名くんとか治くんのお話も読んだんですがほんとにキュンとしました…すきです…ありがとうございました! (2020年6月16日 21時) (レス) id: 907bdd6a18 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - k1116さん» そんな風に言っていただけるとは、とても嬉しいです! この作品を読んでくださって本当にありがとうございました! (2020年5月26日 23時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
k1116(プロフ) - 赤葦作品の中で1番好きです (2020年5月26日 23時) (レス) id: b5f6f36829 (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 桜ひかりさん» ありがとうございます! またネタが思い浮かび次第新作を作ろうかと思います! (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
紗乃みこ(プロフ) - 千尋さん» ありがとうございます! 最後まで読んでいただけて嬉しいです! (2020年5月26日 8時) (レス) id: 36fdae6ffc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紗乃みこ | 作成日時:2020年5月18日 19時