やらかしたらしい。[時透無一郎]

3話。 ページ3

.





『む、むい君大変だ！てぇへんだ！！
私の家にあった“おはぎ様々”がなくなってる！
犯人はあのおはぎ柱で間違えねぇ！！』




「あっ、ソレ僕食べたよ。割と普通の味だった」




ちくしょう、犯人はおはぎ柱しかいないと思ったのに‥‥！！




これで推理が当たってればわたし、探偵の道も考えてたかも知れないのに‥‥！！！





『ん？ってかさ、ってかさ。むい君って甘いもの食べるっけ‥‥？』





「いや？あんまり好きじゃないから食べないけど、Aの屋敷にあったからなんとなく」





私ソレ何時間も並んで買ったんやけど、悲しすぎるわ、なんてったっておはぎ様だぞ？あのおはぎ様だからね？





『どうしようむい君、私の頭の中お花畑どころじゃないわ、おはぎ畑だわ』




「胡蝶さんところでみてもらったら？
脳に異常があるよ、絶対」






いやでも、不死川さんなら私のおはぎ畑を分かってくれる‥はず‥‥！！






次の日不死川さんに私の名推理を聞かせたらぶん殴られた、私の頭に可愛らしいたんこぶ出来た。仕方ないからこのたんこぶ愛でるわ。







.

4話。→←2話。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す