やらかしたらしい。[時透無一郎]

12話。 ページ12

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『‥だって‥‥あ、ほら！むい君好きな人いるじゃん！私が常にむい君といたら、迷惑じゃん！！』




アハハ〜と明る〜く話してるのに対し、むい君怖ぇ。



は？みたいな顔してるんですけど、誰か助けてドラ○もんーーーー！！！！





「‥‥何、それ‥‥迷惑だって思ったことないし、だって僕の好きな人は‥‥」





え、むい君の好きな人判明しちゃうの？





ねえ、私の心境キツイ。好きな人の好きな人(ややこしい)を聞かなくちゃいけないとか、もはや拷問。





「僕の好きな人は.『あ”ーーーーーーーー！！！！！！！！』





うるさっ、私の声うっさ！！




いやでも、こうでもしないと失恋から立ち直れなかったし、それに‥‥聞いたらまた泣いちゃうかも、知れなかったから。





うん、もう忘れよう！！！むい君とは友だち！それで幸せ！！うん！





「いきなり大声出さないでよ」




『ご、ごめん‥‥』





すると、ふっ、と寂しく笑ったむい君。




「‥‥‥‥僕、Aのことが好きだよ」




ふ〜ん‥‥‥‥‥




‥‥‥‥‥‥







‥‥‥‥‥‥‥






‥‥‥‥えっ？





「何か言ってよ」とむい君は言うが、ごめん。いま、何も言えない頭が混乱している。





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