宮ちゃんと松川くん【ハイキュー】【松川一静】

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青葉城西の人たちと会った日から少し経ったとある休日
中間テストが近づいているため部活は1週間半ほど休み



みんなそれぞれテスト勉強に励んでいる





白鳥沢バレー部にはテストで赤点を1つ取るごとに
1週間ボールに触ることは禁止というペナルティがあるみたいで





県内屈指の進学校というものの
バレー部にはスポーツ推薦で入学した人が大半で、授業についていくのがやっとという人たちが多く
赤点にならないギリギリの点数を取っている人が多数、いるらしい


主に覚さんとか太一さんとか…







ちなみにペナルティは私も例外ではなく……

もし1つでも取ったら一緒にトレーニングメニューをやらされるみたい




マネージャーにも容赦がない監督





寮の自室で勉強しようと思ったけど
自室だと漫画とか色々と誘惑してくるものが多くて…






休日で校内には入れないため
色々悩んだ末、図書館でやろうという考えにたどり着いた




図書館に行くと休日ということもあってか
勉強をしている人がチラホラ




横並びになっている席が空いていたのでそこに座り、教科書と
ノートを最小限に広げペンを走らせた









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…が、どうやら私は少し数学の1次不等式が苦手みたいだ





教科書の解説とひたすらにらめっこをしていると隣でトントンッと机を叩く音が聞こえた





「あ、やっぱりAちゃんだ」


『えっ‼』



顔を上げ音のした方を見ると私服姿の松川さん
驚いて思わず声を発してしまい、慌てて口を抑える



まさかこんなところで会うなんて思いもしなかった






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