【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹.2 (ページ42)

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『あー、実はお盆の期間1週間合宿なんですよね。

それ終わったらまとまった休みあるみたいなんでその時帰ろうかな思ってます』

本来お盆の時期の部活って休みだと思うんだけど
ウチのバレー部はIHから帰ってきた次の日から練習を行いその後2日ほど休み
お盆の時期1週間を使って強化合宿を行うらしい。

理由は簡単、体育館の点検業者がお盆休みでその期間の設備点検がないから。

角「夏休みなのに全然休みないんだね」

『そうですね。
インハイ終わってもほぼ毎日練習です』

なかなかハードだけど1番ハードなのは若利さんなんだよね。

宮城に戻った2日後にユースの練習、また宮城に帰ってきたと思えば休む間もなく学校の強化合宿。

若利さんのことだからコンディションとか大丈夫なんだろうけどちょっと心配。

侑治「「A～～！！」」

北くんたちと話していると取材を受けていた双子に呼ばれた。

もっとみんなと話したかったのに～。

『絶対帰るんでそん時は遊んでください！

それじゃあ失礼します！』

ペコリとお辞儀をして双子の方へ向かう。

「お、来た来た。久しぶりだねAちゃん」

『あ、藤田さんやないですか～！お久しぶりです！』

双子に取材していた長身メガネでツーブロックのこの男性、
藤田さんは私が中学の頃何度か取材をしに来ていた。

ツインズに負けないくらい私だって取材受けたり特集組まれたりしてたからね←

藤「てっきりお兄さんたちと同じ高校通ってるのかと思ってたよ。

今は白鳥沢でマネージャーなんだ？」

『そうなんですよ～。
この二人と同じとこ通ってたら私の命に関わりますもん嫌ですわ笑

ところで今はプレーヤーじゃない私が呼ばれたってことは、私にも何か？』

侑「命に関わるってそんなもん俺らが守ったるわ」

治「俺らんAに手ぇ出すやつおったらただじゃおかんのに」

ほんとこの二人って私の事好きだよね。

シスコン確定だわ。

『あんたらが四六時中そばにおると視線グサグサ刺さってんねんこっちは。

心臓何個あっても足りへんわ』

中学の時ひどかったんだよ。
女子からの嫉妬とかもう色々。

分かりきってたことだから大して気にしないようにしてたけど！

藤「ははっ、たしかに彼らには熱狂的なファンが多いからなぁ。

あーそうそう。
Aちゃんこの間インスタでいつか3人で取材受けてみたい言ってたでしょ？

だからどうかなぁと思って」