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『ほうほう、なるほどね〜』
正面突破ってわけね。
考えなしに突っ込んでいっても果たしてそれで成長に繋がるかな。
日「だから夏休み東京に行く！」
『ぇ、え…？
強いやつと戦うでどうして東京に繋がるの…？』
日「夏休み入ってすぐに東京で合宿するんだ！
そこにすげぇ強え人たちいるんだよ！な、影山！」
影「あぁ。なんちゃらグループつってたな。
なんだっけ、鳥の名前…フク、フク…」
鳥？フク？
『もしかして梟谷グループ？』
影「多分それ。知ってんのか？」
『知ってるも何もGWに合宿参加させてもらったの。
5本指さんもいるしいい経験になるんじゃない？
盗めるもの盗んじゃいなよ』
なんとなくだけど木兎さんと日向くんはウマが合いそう。
日「5本指ってことはウシワカと並ぶ強さの人ってことか！？
影山！練習すんぞ！！」
影「お前に言われなくてもそうするつもりだボケ！
おい宮、俺らはぜってぇ青城にも白鳥沢にも勝って全国行くからな」
『臨むところ。
頑張りなね、
影「？
あ、おい！先行くな日向ボケェ！
(おりこうさん？どういう意味だ…？)」
いつの間にか走っていた日向くんを追いかけるようにして帰っていった影山くん。
おりこうさんの意味を知るのはだいぶ先かな。
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2人の背中を見送ってすぐ、今度は私の後ろから足音と乱れた息遣いがたくさん聞こえてきた。
瀬「ﾊｧ…ﾊｧ、ﾊ……A、いたのか………ﾊｧ」
五「A、ドリンク、！」
『ほい、みなさんお疲れ様です』
山「サンキュ。誰か、いたのか？」
『まぁ、はい。迷い込んだ烏をお家に返しました』
「「？？」」
.
.
「敷地内には無断で入れないように！わかったね？」
「『はい/はーい』」
後日外部の人を入れたことがバレ、若利さんと一緒に怒られることになった。
『なぜ私も……』
送っただけなのになと思っていたら隣で若利さんはすごく申し訳ない顔をしていた。
牛「巻き込んでしまって、すまない」
んんんレアな表情ゲット出来たので許します！！
『ぜ、全然気にしないでください！
…ぁ、もうすぐIHですね！頑張りましょう！』
牛「あぁ」
今度はフッと笑った若利さん。
普段笑ったりもしないから貴重すぎるっっ。
君らに少しだけ感謝するよ！！
ありがとう日向くん影山くん…！！
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作者名：*のあ* | 作成日時：2020年4月24日 3時
