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コンクリート出身…？
何か言われたのかな。
『ふふっ、日向くん威勢いいね』
日「あ！この間の！！」
牛「Aか、こいつらとは知り合いなのか？」
『お疲れ様です若利さん。
ん〜一方的に知り合ったというか…。
それよりなんで二人はここに？』
牛「偵察だそうだ」
偵察？
それってあからさまに相手に教えていいものなの？
もしかしたらこの2人は、
馬鹿なのかもしれない……。
『理由はともあれ部外者が入ってきたら怒ら___』
「コラー他校生かなー？勝手に入っちゃダメだよー」
『……そうなりますよねぇ。
とりあえず私この2人校門まで送って他の人たちにドリンク渡してきますね。
若利さんは中でストレッチしててください。
ほら、2人とも行くよ』
牛「あぁ、わかった」
作ったばかりのドリンクを1本若利さんに渡して校門へと向かう。
別れ際影山くんは若利さんに向けて
「及川さんが県内最強のセッターならそれを越えるのが俺なんで」と言っていた。
日向くんに負けないくらいの競争心を持ってるな彼も。
どんなふうにこの二人を煽るようなこと言ったの若利さん…。
日「あの、宮さんって白鳥沢だったんすね！」
数歩前を歩いてる私についてくる二人。
会話がなく静かだったけど沈黙を破ったのは日向くんだった。
『うん、まさかまたすぐ2人に会うとは思わなかったよ。
あ、日向くん、君らと同い年だから敬語いらないしAでいいよ』
日「ぉ、おう！」
影「で、なんでお前白鳥沢にいるんだよ。女バレねーだろここ」
前あったときマネージャーやってるって話した気がするんだけどなぁ。
人の話は覚えてないタイプか？影山くんは
『この前言ったじゃんマネージャーだって。
ちなみに影山くんが落ちた一般で入ったからね？私』
影「ﾝｸﾞｯ…なんでそれ知ってんだよ…」
『コーチから聞いた〜〜。
それで、偵察にきて何か得たものはあった？お二人さん』
日「ひょぇ、頭良いんだな…。
んーそうだな…
強くなるには強えやつと戦うのが1番ってこと、かな」
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作者名：*のあ* | 作成日時：2020年4月24日 3時
