27.試合結果 ページ4
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今日は1試合しかないこともありそれぞれ他校の試合を見たりご飯食べてたり、後ろの方でストレッチしてたりと公式練習まで自由に過ごしている。
私はというと今やっている試合をのほほんと見ているところ。
しかし特にマークする選手もおらず、そのままW-upの時間となった。
『賢二郎さんBクイックの時もうちょっと軌道高いほうがいいです』
白「わかった」
『工は力みすぎてふかさないでね』
五「ぐぬっ!」
『若利さん次のサーブ今より2,3歩後ろ下がって打ってみてください。ちょうどいいとこに落ちるはずです』
牛「ああ、わかった」
試合が始まると白鳥沢が圧倒的に優勢なわけだけど。
必ずしも完璧ってわけじゃない。
修正する箇所はいくつかあったりする。
いい意味で未完成なチーム。
そんな私たちは2-0で各セット大差をつけて勝利。
明日は3回戦、準々決勝と2試合あるが午後から。
てことで……
『先生、明日アップ始まる前には来るので他
みんながクールダウンしている間を狙い、鷲匠監督と斉藤コーチの元へ向かった。
斉「ちゃんと戻ってくるなら俺は別に構わんが…。
一人で大丈夫か?」
『迷子になりそうになったらGoogle先生を頼りますので!』
鷲「時間までに来なかったらお前だけ100本サーブだからな」
マネージャーにも容赦ないペナルティーを与えてきた鷲匠監督。
でもまあ駄目とは言われなかったのでいいよと捉えよう。
二人ともすんなり了承してくれた。
あとは向こうの試合結果を待つだけ。
その連絡が来たのは寮に帰ってから。
青城は私らと同様3回戦に進み、対戦相手は鉄壁と言われていた伊達工業を破り烏野となったらしい。
9時半からCコートなと言われたあと、迷子になるなよと一言送られてきた。
松川さんにまで言われる私って方向音痴だと思われてんの?
なんか心外…!
そのあと何回かやり取りをして明日も早いからお互いおやすみと送り終わった。
烏野ってどんなチームかな。
青城のプレースタイルってどんなかな。
なんて考えながら瞼を閉じた。
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作者名:*のあ* | 作成日時:2020年4月24日 3時