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『う、うん…笑
とりあえず一旦落ち着いて、?
私がバレーをやってないのは色々あって。
試合を見に行ったのは知り合いからお誘いを受けたから。
学校は3人とも知ってるとこじゃないかな?
し_____……』
〜〜〜〜♪
「「「??」」」
白鳥沢、そう言おうとした時に鳴った着信は獅音さんからで。
たぶんもうそろそろ着くっていう連絡かな。
『あー…ごめん電話だ。
もしもし宮でーす。あ、ここちょっと坂ですね。
下ってけばいいんてますか?
えー登ってきてくださいよ。
…冗談です今すぐ行きます』
お店の前まで迎えに来てほしかったけどランニング終わりだから早くしろとのことでした。
隼人さんも一緒に来てるらしい。
『…会ったばかりで申し訳ないんだけど、今すぐ行かないと先輩たちに怒られちゃうから失礼するね』
出入り口で突っ立っている二人の間を通り獅音さんに言われた道へ進む。
あ、そうだ。
『日向くんと影山くん。
さっき神業速攻は凄いって言ったけど雛烏のまま…、あのプレーのままだと私がいるチームには勝てないよ。
じゃあ"またね"』
きっと彼らは悔しさを糧に春高予選に挑んでくる。
でも変化を求めない限り勝ち進めないからね。
影山くんは何か言いかけてたけどそれを聞かずにお店をあとにした。
烏「結局どこの学校だったんだ、あいつ…」
影「…さぁ」
日「(俺めっちゃ褒められた…?)」
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『お待たせしました!』
長い一本道を歩くこと数分。
コンビニにいるとのことで向かうと獅音さんと隼人さんが待っていた。
山「ほんと迷子になったんだな笑
つかスマホあるなら地図開けばよかったんじゃねーの?」
『いい出会いがあるかなと思ってGoogle先生には意地でも頼らないと決めていたので!
おかげで素敵な出会いがありましたし』
山「な!?誰だ!男か!?」
『秘密でーす。
隼人さん、歩き疲れたのでおんぶしてほしいです』
山「教えてくれない人の言うことは聞きませーん」
『えーケチ。獅音さーん』
大「はいはい。みんな待ってるから早く行こうな」
疲れてるにもかかわらず嫌な顔せずにワガママを聞いてくれた優しい獅音さん。
獅音さんの背中に揺られながら帰ってるといつの間にか夢の中へと行っていた。
山「今度さ、一人でプラプラさせずにみんなで町中とか案内するか」
大「そうだな。若利たちにも話してみるか」
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作者名:*のあ* | 作成日時:2020年4月24日 3時