【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹.2

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初めて見たあの試合、未だに覚えてる。




『IH予選、青葉城西との試合見てたよ！2人の神業速攻凄かった！影山くんの狂いのないトスと威力のあるジャンサー、日向くんのスタミナバネ瞬発力！！
日向くん私とそんな身長変わんないのに互角に闘ってたからさ！セッターじゃないけどトス上げてみたいって思っちゃったよ！！』



気づいたら丸椅子から立ち上がって二人の前に立っていた。

だってこんな場所で会えるなんて思わないじゃん！？




「…お、おい影山、今こいつのこと宮Aっつったか？」


影「ぅ、うっす…。

おい日向今こいつ俺らの試合見てたっつたよな？」


日「言ったな影山くん。

あの烏養コーチ、この人そんな有名なんすか…？」



一方的に喋り倒したあと3人はポカンとしてたけど、ヤンキーお兄さんが驚きを隠せないまま口を開いた。


よーく見たらこのお兄さん烏野のベンチにいた気がする。

烏野のコーチだったんだ。




烏「有名も何も去年一昨年の全中で女子のベストスコアラーだぞ！

しかもこいつの兄が高校No.1セッターだ！
これぐらい知ってて当たり前だ！！

てかなんでそんなやつがこんな田舎んとこいるんだよ！」



私の中学でのバレーの活躍と侑のことも知ってるだなんて。

やっば
めっちゃ有名人じゃん。

わーい嬉し〜〜



『ぇ、お散歩してたら迷子になりましたﾃﾍﾍﾟﾛ』


烏養「そういう意味じゃねえよ！

学校は？！新山女子か！？」



うわ、ホントのこと言ったのに。
そういう意味じゃないの？

新山女子って全国常連校だよね。
推薦来てたけどその頃にはもうバレーやらないって決めてたなぁそういえば。



『えぇ〜…。推薦来てたけど断りましたよ。
それに私今マネージャーですし』


影山「今やってないのか！？なんで！？
てかなんで俺らの試合見てたんだ！？」


日向「学校どこっすか！俺も知ってるとこですか！？」





3人ともすごい勢いで聞いてくるなぁ…笑

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