35.〇〇の恨みは恐い ページ16
*白布side*
『ない…ないないない!なーーーーーい!!!』
IH予選が終わってから数日経ったある日の部活終わり。
男子更衣室に設置してある小さな冷蔵庫の前で、俺らのマネージャーは叫んでいた。
どうやら女子更衣室には冷蔵庫が設置されてないらしく俺らのとこに何か入れていたらしい。
あ、ちなみにこいつが入ってくる前にみんな着替え終わってるのでご安心を。
天「Aちゃんそんな叫んでどうしたの?」
『ないんです!斉藤先生から貰った
.
カスタードプリンが!!!!』
楽しみにしてたのに…と嘆いているA。
いやそんなことかよ。てかなんで斉藤先生からだよ。
『そんなこととはなんですか賢二郎さん。
あれ大会のサポート頑張った私へのご褒美って言ってくれたやつだったんですよ!
しかもコンビニしかない数量限定特大プリン!!
誰ですか食べたの!!』
あれ、俺口に出してたか?
先生までAのこと甘やかすとはなかなかだぞこの部活。
そいえば瀬見さんがこれ誰のだー?とか聞いてたな。
Aのだったのか。
大「英太が同じの食ってるけど、あれAのだったのか?」
大平さんが指さした先にはプリンを美味しそうに食べている瀬見さんの姿。
すでに2/3ほど平らげている。
うわ…瀬見さんやったよこれ…。
もう一度Aの方を見るとショックを受けている。
瀬「え…これAのだったの…すまん!」
『英太さんのバカ!フタに名前書いてましたよね?』
瀬「書いてたのかよ!?色同化してて見えなかったわ…。
明日コンビニ行って同じの買ってくるから許して、な?」
『ぅ…。絶対ですよ…』
瀬「おう。これ食べかけだけど、食うか…?」
『いや、瀬見さんの食べかけはいらないです』
瀬「可愛くねーなおい」
瀬見さんが翌朝、プリンを買ってくることを条件にAのプリン事件?は終わった。
.
.
.
かと思われた翌日。
瀬「じら"ぶ〜がわ"に"じ〜だずげでえ"」
662人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*のあ* | 作成日時:2020年4月24日 3時