【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹

18.お願い ページ39

*Aside



『＿＿＿若利さんは憧れであり尊敬してる方で、
その、プレーを間近で見たかったから…です…』




ニヤニヤしながら見られたら言うしかないじゃん…。

天童さんの目にさ、ずっと見られてみてよ？
嘘つけないから。




『あ、でもでも！マネ業に私情は挟めてないですからね？！決して！』



天「ふはっ。Aちゃんがしっかり働いてるのはちゃんとわかってるヨ〜。

そかそか。なるほどねぇ〜」


『ホント言わないでくださいよ？』




さらーっと言っちゃいそうなんだよね、本人に。




天「言わない言わない笑

あ、その代わり俺のことも覚って呼んでほしいナ〜。
若利くんだけずるーい」




頬杖をついていた両手が今度はテーブルの上に置いて顎を乗せブーブー言っている。



そういえば私若利さんと工以外名前で呼んでないなぁ。

あれだ、みんなオーラありすぎて名前呼びは馴れ馴れしいと思ったからだ。





じゃあなんで一番オーラを放ってる若利さんは名前かって？


んー、ファンだから？
よくいるじゃん？推しとかのこと名前で呼ぶ子。


それと一緒よ。




てかこれって呼ばないといけないやつ？

天童さんはまだかまだかとこちらを見ている。




『…さとり、さん？』


天「ふふっ、なあにAちゃん」




満足したのか、笑顔が返ってくる。



髪下ろしてる状態でその笑顔反則じゃない？

ん"ん"カッコよすぎ…。




悟られないようノートに目を移し、残り数行を書き始めるようにした。



そしてそれもすぐに終わり、食堂を出ると天童さんは部屋まで送ってくれた。

19.呼んでほしいらしい→←＊

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