【HQ】白鳥沢のマネージャーはツインズの妹

12.昼休憩 ページ27

*Aside



木「宮ーーーー！」



『ひょえ？！』




試合が終わり選手から受け取ったビブスを畳んでいると木兎さんの大きな声が聞こえた。


3試合+ペナルティやったのにあんなに元気って。
スタミナお化けやん…。


ていうか変な声出ちゃったし。




『木兎さん、赤葦さんお疲れ様です。どうされました？』



木「なぁなぁ俺のプレーどうだった！？カッコよかったか！？」



『プ、プレー？カッコよかった、ですよ？』




まあ欠点もいくつかあったけど…。




木「聞いたかあかーし！俺カッコよかったって！」



赤「聞こえてますよ。それより木兎さん、早く行かないとご飯なくなりますよ」



木「はっ！俺の飯が！行くぞあかーし！」




飯ー！と叫びながら体育館を飛び出していった木兎さん。

嵐のような人や…。



赤「ごめんね、騒がしくって」


『いやいや、そんなことないです。

それにホントにプレーは若利さんに引けを取らないというかなんというか。


まあ欠点はありましたけど…』



赤「調子いいと思ったらストレートしか打ってこないとか？」



『はい…笑』


赤「やっぱり気づかれてたか笑

あれね、木兎さんの弱点。

片一方の調子がいいともう片方忘れちゃうんだよね」




え、忘れるの？？

単細胞だから(失礼)調子いいのをバンバン打ってんのかと思ったんだけど…。




赤「単細胞だからね、あの人は」


『心、読みました…？』


赤「いや、なんとなく笑

それにしても宮さんの洞察力はすごいね」

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