俺の彼女がおかしい!?

俺の彼女は眠たい!?- S.S - ページ7

俺の彼女は眠たい!?




おかしい……




俺の彼女がおかしい！




朝、目を開けると見えてくるのはAの寝顔




俺の腕の中でｽｰｽｰ寝息を立てながら寝ている




勝「……かわい」




だいたい俺より起きるのが早い彼女




“勝利の寝顔かわいいかった”って毎回言われる




“別にかわいくないし”って言ったらね




“ほら、写真” ってさ




なに撮ってんの




盗撮ですよ←




まぁ俺が起きるの遅いんだけどさ




レアな彼女の寝顔写真を撮ろうとスマホに手を伸ばす




勝「……え、今9時!?」




俺がこの時間に起きるのはまぁ普通←




だけど彼女がこの時間まで寝てるなんてことはまずない




基本早起きでだいたい5時




遅くても6時には起きている彼女




熱でもあるんじゃないかとおでこに手を当てても特に熱くはない




とりあえず心配だから起こしてみる




あ、その前に写真←




ﾊﾟｼｬｯ




勝「あ、音が……」




「ん、しょぉ、り？」




勝「起こしちゃった？」




「ん〜……ｽｰｯ……」




勝「え？寝たの？」




甘い声で俺の名前を呼んだかと思ったらすぐに寝てしまった彼女




勝「……今日俺の誕生日なのに」




なんて少し拗ねてみたって寝ている彼女には届かない




でもまぁ彼女も疲れているんだろう




ここ最近ずっと夜更かししていたし




彼女は気づいてないんだろうけどね？




二人で一緒に布団に入った後




俺が寝たと思ったらリビングに行ってなにか作業してた




夜中寒くて目が覚めたら隣に彼女いないんだもん




焦ったよ




勝「起きるかぁ……」




彼女の頭の下にしいていた自分の腕を抜いてリビングに向かった




リビングの机の上には朝食が用意されていた




勝「……え？作ってくれてたの？」




食べてみるとやっぱりAの味だった




スマホの通知が鳴ってメッセージを見ると聡からだった




聡“勝利！誕生日おめでと！これから出掛けられないかな？”



まさか誕生日おめでとうって最初に言われるのが彼女じゃなくて聡とは……



勝“いいよー、何時ごろ？”



どうせ彼女は寝てるんだ



そう思ったから聡と出掛けることにした



聡“駅に11時でいいかな？”



勝“おっけ、準備してくる”



なんかかわいいカピバラのスタンプきた←



寝室に戻って服を選ぶ



相変わらず彼女は寝ていて俺の枕を抱き締めている



あの枕になりたい←



とか言ってないで遅刻しないように服を選ぶ

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