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聡「大丈夫、側いるから
起きたら熱計ってね?」
「……」
聡「A」
「はーい、」
聡「いい子」
「おやすみ……」
少ししてから聞こえ始めた彼女の寝息
少し息が荒くて苦しそう
チュッ
口だと移るから額にそっとキスを落とす
「……熱上がるわ、アホ(ボソッ」
彼女が実は起きてたなんてことは知るよしもない
腕の中の彼女をゆっくりとベッドに寝かせて体温計を取りに行く
聡「あ、お粥も作っちゃうか」
彼女は起きたらきっとまた俺を離さないから
まぁその方が嬉しいけど←
聡「梅か卵か……あ、ダブル」
溶き卵を上からかけてその上にペースト状にした梅をのせる
とりあえず起きたら食べさせればいいから体温計だけ持って寝室に戻る
で、起きても熱計んないのなんて目に見えてるからね
俺が計っちゃう
布団を胸の辺りまで下げてパジャマのボタンを上から外す
「んんっ、……」
慌てて手を引っ込める
いや別に怪しいことをしてるわけじゃないからいいんだけどね?
3つぐらいボタンを外して脇に体温計を差し込む
「ケホッケホッ、はあっ、」
苦しそうに寝返りを打った彼女に思わず息を飲んだ
聡「見えちゃう見えちゃう(汗)」←
ボタン3つ外した時点で結構きわどい
俺も押さえるの大変←
聡「頼むから動かないで……」
俺が理性と必死に戦っていると彼女のスマホが鳴った
“A?大丈夫?寝れた?”
そこには彼女の親友からのメッセージ
まぁ勝利の彼女でもある
寝れた?ってさ
俺の彼女基本いつも寝てるよ?
彼女には悪いけど少しトーク画面を見させてもらった
A“ヤバい、ダルくて寝れない”
“大丈夫?松島は?”
A“寝てる、迷惑かけたくない”
“Aが寝れないって相当だよね?”
A“うん、結構しんどい”
“松島に頼れなかったら私に言って?
看病しに行くから、わかった?”
A“ごめんね、ありがと”
“とりあえず目だけでも閉じときな?
疲れ取れるしそのうち眠くなるかも”
A“うん、おやすみ”
これね、朝方5時の会話
勝利の彼女早起き〜
じゃなくて、
聡「ヤバいじゃん……」
彼女がこんな時間に起きてるのなんて見たことない
しかも“迷惑かけたくない”って……
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菊池未夢 - また作ってね!お兄ちゃんにすすめておくぅの! (2018年5月20日 11時) (レス) id: 06cb82de2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっペ(プロフ) - この小説とっても面白いです!こんな彼氏が実際に居たらいいなーと思いました。大変だと思うけど更新頑張ってください!更新されるのを楽しみにしてます。 (2018年1月17日 17時) (レス) id: 4a7c33ccfe (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - セクゾ大好きです勝利君とそうくんとマリちゃん寄りのオール担当ですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年1月15日 13時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キタサン ブラック | 作成日時:2018年1月14日 19時