【呪術廻戦】呪術高専の結界師【結界師】

8:呪胎載天―弐―#1 ページ10

『ん...んぅ...』




目を開けると目の前が白で染まっていた





消毒液のような独特な匂いからするにここは病室なのだと察する





「あ、起きた？」




『あれ、五条先生...何で私...』





そこまで言って思い出した





確か少年院で皆とバラバラになって、気を失って...______！！





『先生！他の3人は？！』




気今までの事を思い出し、飛び起きる




「落ち着いて。その事について伝えに来たんだ。恵と野薔薇は多少傷を負ったけど、もう治療を終えている。けど、悠仁は……死んだ」












『_____は？』




宥めるのと同時に衝撃的な事を告げられる



頭が真っ白になった






が、今までに感じた事の無いくらいの怒りの感情を纏った五条先生の言葉は嫌という程私に現実を叩きつけてきた







嘘、だろ...？






詳しく聞けば悠仁はあの後、両面宿儺と代わり、恵との戦いの人質として悠仁の心臓を取り出したらしい






くそっ！私が気絶なんかしなければ少しは助けられたかも知れないのに！直接的じゃなくとも、私が弱いばかりに間接的に殺した様なもんじゃないか！！






そう思い顔を顰めた







その時、沈黙を破る様にある女性が入って来た





「あぁ、起きたか。どうだ？具合は」





そういいながら髪をくるくるといじる





白衣を着ていることからしてここの女医なのだろうか





『あぁ、はい。おかげ様で。それより貴方
は...？』






「私は家入硝子。簡単にいうとここで医者をやっている。後は解剖とかかな」

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