【呪術廻戦】呪術高専の結界師【結界師】

20:固陋蠢愚#1 ページ23

『あっれ、いねぇなぁ…』



ある平日の午後、高専内を歩き回る



目的は伊地知さんを見つけるため



「あれ、万年青、こんなところでどうした？」



後ろから声をかけられる



『あ、硝子さん』



その正体は家入硝子


ちょうど良かった、硝子さんに聞いてみようか


『いや、伊地知さん探してて』


「伊地知？今は高専にいないが、何かあったか？」


『前任務に行った時、伊地知さんの帳見て教わりたいと思って』



「あぁ、そういう事か。だったら五条とかでもいいんじゃないか？」



『まぁ、確かにそれも考えたんですけど、五条先生感覚的な所ある気がして。』



「ははっ、確かにな。伊地知なら今虎杖と任務に出てるよ。大体の位置なら分かるが…この辺だ」



とスマホのマップを見せてくれる



『おっ、分かりました。ありがとうございます！』



「あぁ、気をつけてな」



よし、行ってみるか



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

タンッタンッと空中に結界を張り、軽快に空を歩く



あ、あの車かな


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「＿＿＿＿晩飯て！！ちょっ、」



虎杖との電話をぶち切りされた伊地知



七海さんに怒られたくはないと意気込んだその時




コンコン



と助手席側の窓を叩かれる



その正体は無論Aである



「え、万年青さん？！」



取り乱しながらもAを車内に入れる



『えへへ、来ちゃいました』



「来ちゃいましたて、またどうしてこんな所まで」



『あ、そうそう、伊地知さんに帳を教わりたくて』




「帳ですか？構いませんが今は任務中なので明日なら大丈夫かと」



やった、OK貰えたな



『ん、了解です！じゃ、明日また伺いますね』



「はい、ではまた」

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