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玄関のインターホンを鳴らしたら、ほとんど間を置かずに忠義が出てきた。
ボサボサの髪に、部屋着にしている白いダブダブのパーカー。
どうやら今日は家でゆっくりしていたらしい忠義が
私の顔を見るなりふにゃりと表情を崩して「どうぞ」って中に通してくれた。
私は私で、忠義の顔を見たら
泣くまいと張っていた気が緩んでしまって
あっという間に視界が滲んだ。
奥へと進んでいくその背中にしがみついて
忠義の匂いが染みついたそのパーカーに顔を押し当てる。
安心する匂い、安心する体温、安心する鼓動
早くそのすべてに包まれたくて、慰めてほしくて
先を急ぐ手をパーカーの中に潜らせた。
「わ、冷たっ」
外の空気で冷え切った体温は、ずっと室内にいた忠義の肌を驚かせてしまったらしい。
それでも忠義の肌をなぞる私の手を、忠義の大きくて温かい手が捕まえて
そのままきゅっと包み込まれる。
じんわりと移される熱が、手から身体に伝わってきて
目に溜まっていた涙がぽろりと落ちた。
ゆっくり振り向いた忠義が、片手は私の手を捕まえたまま
もう片方の手で私の頬に触れた。
親指で涙を掬って、ふわんと微笑んだ忠義が首を傾げたから
その胸に凭れて「忠義」と彼の名前を呼んだ。
「全部、わすれさせて」
章大さんのことも、綺麗なあの人のことも、全部全部
忘れさせてほしい。
優しい色をした瞳が、ぎらりと光った。
少しだけ開いた唇が近づいてきて、重なったのと同時に目を閉じた。
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茜音(プロフ) - あおゆさん» ありがとうございます（ ; ; ）楽しく思うようにお話をかけたら一番なんですけどね（ ; ; ）そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年2月25日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - shakexshakeさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）書きたいお話と書いてるお話が噛み合わなくなってしまうとよくスランプに陥ります（ ; ; ）そう言っていただけるとほっとします。 (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» 基本的にお話は全部パソコンで書いてストックしてます、、！！お身体大丈夫ですか？（ ; ; ）大倉くんや安田さんが夢の中だけでもこあさんを看病しにきてくれるのを願ってます、、！！お大事になさってくださいね（ ; ; ） (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - えぬさん» ありがとうございます！！お待たせしました、、！！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - 気持ちわかります…泣。茜音さんの作品好きです！頑張ってください！ (2018年2月23日 1時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月26日 23時
