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背中に差し込まれた腕が、ぎゅうっと私を抱きしめた。
顔を私の首元に埋めて、甘えるように擦り寄ってきた忠義の髪を撫でようとしたら
その動きを読んだように忠義が言葉を紡いだ。
「ごめん。
俺、どんなに頑張っても"ショータさん"にはなってあげられへんねん」
忠義の声は、寂しそうで、それでいて少し震えていて
この人の声はこんなに弱々しかっただろうか、と
どこか他人事な頭で考えていた。
簡単な気持ちで、抱きしめ返してはいけない、と思った。
忠義が、私に縋っているような気がしたから。
忠義がそうしていたのは、時間にすればきっとほんの数秒だ。
勢いよく上半身を起こしたと思ったら
忠義は私の頬を両手で包んで、もう潤んでいない瞳で私を見た。
「ほら、はよショータさんに連絡しぃ？
風邪引いた、しんどい、寂しい、あいたい、って」
親が子供に言い聞かせるみたいに、もしくは先生が生徒に指示するみたいに、忠義はそう言った。
体調を崩して、心細くて
あの人を思い出さなかったわけではなかった。
傍にいてくれたら、と考えなかったわけではなかった。
けれど、章大さんを私の都合に巻き込むことなんてできなくて
忘れようと、眠りに落ちた。
「そんなことできないよ」
だって、優しいあの人はきっと来てくれる
けれどもし、来てくれなかったら？
申し訳なさそうに声を潜める章大さんが容易に想像できた。
「ごめん」と、これ以上章大さんに謝られたくなかった。
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茜音(プロフ) - あおゆさん» ありがとうございます（ ; ; ）楽しく思うようにお話をかけたら一番なんですけどね（ ; ; ）そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年2月25日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - shakexshakeさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）書きたいお話と書いてるお話が噛み合わなくなってしまうとよくスランプに陥ります（ ; ; ）そう言っていただけるとほっとします。 (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» 基本的にお話は全部パソコンで書いてストックしてます、、！！お身体大丈夫ですか？（ ; ; ）大倉くんや安田さんが夢の中だけでもこあさんを看病しにきてくれるのを願ってます、、！！お大事になさってくださいね（ ; ; ） (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - えぬさん» ありがとうございます！！お待たせしました、、！！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - 気持ちわかります…泣。茜音さんの作品好きです！頑張ってください！ (2018年2月23日 1時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月26日 23時
