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暖房をつけて、布団にくるまっていても
寒気はちっとも収まらない。
体調を崩すと、どうしてこうも孤独な気分になるのだろう。
忠義に風邪だと伝えればよかった、と一瞬だけ後悔したけれど
わざわざそのためだけにもう一度電話をかけるのも気が進まなくて
結局身体が楽になるまでもう一度眠ることにした。
とはいっても、いつもよりずっと長い時間眠っていたから
なかなか瞼が重くなることはなくて
震える身体を抱きしめて横たわる始末。
どのくらいそうしていたか分からないけれど
ぼんやりと現を彷徨っていた意識がインターホンの音で呼び戻された。
起き上がるのが億劫で、狸寝入りを決め込もうとしたけれど
ピンポーン、ピンポーンってしつこいくらいに繰り返されるチャイムに耐えかねて
上着を羽織って、モニターを覗き込んだら
そこにはじーっと恨めしそうな顔でこっちを睨み付ける忠義がいた。
「ただよし…？
なんで？」
微かな私の声を聴きとったらしい彼が
「いいから、いれて」
私の問いかけに答えることなくそう急かすから、ロックを解除した。
裸足で踏みしめるフローリングは冷たくて
早くベッドに戻りたかったけれど、どうせすぐに部屋の前のインターホンが鳴るだろうから
リビングでそのまま待つことにした。
程なくしてもう一度インターホンが鳴ったから
誰が来たかを確かめずにドアを開けた。
予想通り、そこにはデカイ袋を持った忠義がいて
不機嫌そうにその唇を曲げていた。
「いらっしゃい」
「いらっしゃい、ちゃうわっ」
ピン、と人差し指でおでこを突かれたと思ったら
そのままその手が額を覆う。
ぼんやりした頭では、一瞬何をされているのか分からなかったけれど
「やっぱり体調悪いんか」
その言葉に、熱を測られたのだと知った。
「ほらほら、こんな寒いとこで突っ立ってんとはよ布団入り」
強引に肩を押されて、言うことをきかない子供にそうするみたいに寝室に連れていかれた。
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茜音(プロフ) - あおゆさん» ありがとうございます（ ; ; ）楽しく思うようにお話をかけたら一番なんですけどね（ ; ; ）そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年2月25日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - shakexshakeさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）書きたいお話と書いてるお話が噛み合わなくなってしまうとよくスランプに陥ります（ ; ; ）そう言っていただけるとほっとします。 (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» 基本的にお話は全部パソコンで書いてストックしてます、、！！お身体大丈夫ですか？（ ; ; ）大倉くんや安田さんが夢の中だけでもこあさんを看病しにきてくれるのを願ってます、、！！お大事になさってくださいね（ ; ; ） (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - えぬさん» ありがとうございます！！お待たせしました、、！！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - 気持ちわかります…泣。茜音さんの作品好きです！頑張ってください！ (2018年2月23日 1時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月26日 23時
