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ようやく泣き止みかけたところで、忠義が私の顔を覗き込んで尋ねる。
「嬉しくて泣いてんのか、悲しくて泣いてんのかだけ教えてくれへん？」
きっと腫れている目を見られるのが恥ずかしくて、
ぎゅっと目を閉じて俯きたかったけれど
忠義の手がそうはさせてくれなかった。
「嬉しい方・・・」
素直に答えると、間髪入れずに忠義が言葉を返した。
「なら、ショータさんにそう言えばよかったやん」
「だって、嫌われたくないんだもん」
「なんで嫌いになるん？」
心底分からない、というような表情で
忠義が小さく首を傾げた。
あ、この仕草
章大さんもよくするなぁ、なんて
こんなときにも頭の中は章大さんでいっぱいの自分が馬鹿馬鹿しい。
「困らせたくない。あの人の、負担になりたくない。」
何の関係もない忠義にさえ、正直にそんなことを言ってしまう自分が馬鹿馬鹿しい。
今度こそ呆れられるかもしれない、と思ったけれど
忠義は私の不安を裏切って「ふうん」って大して興味もなさそうに相槌を打っただけだった。
そして、涙が乾いた頃
思い出したみたいに私を胸にすっぽりと抱きくるめて
「じゃあせめて、これからは俺の前で泣いてよ。
俺やったら負担になってもええやろ？」
なんて、まるで口説き文句みたいな甘い言葉を囁いたから
それが可笑しくって、けれどその体温はひどく心地よくて
「ふふっ、ありがと」
忠義の胸に頬を摺り寄せた。
思えば私は、この日から
私の涙に動揺することも、過剰に心配することもなく
ただ寄り添って涙を拭ってくれる忠義の前でしか泣けなくなってしまった。
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茜音(プロフ) - あおゆさん» ありがとうございます（ ; ; ）楽しく思うようにお話をかけたら一番なんですけどね（ ; ; ）そう言っていただけて嬉しいです！頑張ります！ (2018年2月25日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - shakexshakeさん» コメントありがとうございます（ ; ; ）書きたいお話と書いてるお話が噛み合わなくなってしまうとよくスランプに陥ります（ ; ; ）そう言っていただけるとほっとします。 (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» 基本的にお話は全部パソコンで書いてストックしてます、、！！お身体大丈夫ですか？（ ; ; ）大倉くんや安田さんが夢の中だけでもこあさんを看病しにきてくれるのを願ってます、、！！お大事になさってくださいね（ ; ; ） (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - えぬさん» ありがとうございます！！お待たせしました、、！！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月24日 14時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
あおゆ(プロフ) - 気持ちわかります…泣。茜音さんの作品好きです！頑張ってください！ (2018年2月23日 1時) (レス) id: f382f4c586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月26日 23時
