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私の家に着くと同時に、キスが降ってきた。
頬を両手で包まれて、そっと壁に背中を押し当てられて。
強引なのは間違いないのだけれど
きっと本気で抵抗したら彼を止めることができたと思う。
けれど、私は私で、されるがまま彼の唇を受け入れた。
寂しかった、から。
会いたい人をずっと待っていて、その人に会えなくて
心にぽっかりと穴が開いたみたいだったから
その隙間を、誰かに埋めてほしかった。
大倉くんの唇が横に滑って、頬を辿って
耳に大倉くんの吐息がかかった。
それがくすぐったくて、肩を縮めると
とびっきり低くて甘い声で囁いた。
「ただよし、って呼んで」
ふっくらした唇で耳を食まれて、もう何も言えなかった。
そこからはもう、大倉くん・・・いや、忠義に身を任せた。
忠義の背中は大きくて、しがみついてもびくともしなくて
白い肌は熱くて、火照っていた。
抱き合ったときも、つながったときも
凹凸がぴったりと重なるような充足感で満たされて
身体の相性って本当にあるんだ、なんて２０数年生きてて初めて知った。
何度もお互いの名前を呼んで、ただお互いの快感だけを追いかけて
忠義の腕の中にいる間は、章大さんのことを忘れられた。
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茜音(プロフ) - えぬさん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正します！ (2017年11月12日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - ひよりんさん» ありがとうございます！私には勿体無い言葉がたくさん、、！！文章がキレイだと言っていただけるのが1番うれしいのでひよりんさんのコメントを何度も読み返してしまいました。ぜひまたあそびにきてくださいね(^^) (2017年11月12日 0時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - 最後の｢特別やもん｣のところの名前が反応していないです、、、！ (2017年11月11日 9時) (レス) id: 0e23a7d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 言葉、文章ひとつひとつが繊細でキレイで引き込まれますね。表現に幅があって読んでいて想像が膨らみます(^_^)更新、楽しみにしてます！ (2017年11月10日 4時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月5日 20時
