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酔ってしまった、と気付いたのは
飲み会がお開きになる少し前だった。
何を呑んだかなんて覚えていないほどのなペースで呑み進めていたから
立ち上がったときにはもうフラフラで。
こんな風になるまで呑んだのなんて久しぶりで
ほとんどヤケクソのような気持ちになって
二次会に参加する人たちの群れに紛れていたら
不意に誰かに腕を引っ張られた。
「！？」
驚いて声も出せずにいる隙に、頭の真上から低い声がした。
「ボクと浅見さん抜けまーす！！
おつかれさまでーす！！」
その声を聴いて、私の腕を引っ張っているのが大倉くんだとやっと分かった。
「ええ、大倉さん二次会来ないんですかぁ〜？」
なんて、オンナノコたちの残念がる声を
「やって浅見さんこんなフラフラやし、一人で帰れるか心配やからから送っていくわ。
俺の駅と近いし」
軽く笑って、うまく受け流す大倉くん。
お疲れ様です、と頭を下げて歩き出したところで
「送り狼になるなよ〜！」
酔っぱらった先輩の下世話な声が後ろから飛んで来て。
「なりませんよぉ」
アハハ、って得意の豪快な笑い方で答えた大倉くんに肩を支えられながらその場を後にした。
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茜音(プロフ) - えぬさん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正します！ (2017年11月12日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - ひよりんさん» ありがとうございます！私には勿体無い言葉がたくさん、、！！文章がキレイだと言っていただけるのが1番うれしいのでひよりんさんのコメントを何度も読み返してしまいました。ぜひまたあそびにきてくださいね(^^) (2017年11月12日 0時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - 最後の｢特別やもん｣のところの名前が反応していないです、、、！ (2017年11月11日 9時) (レス) id: 0e23a7d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 言葉、文章ひとつひとつが繊細でキレイで引き込まれますね。表現に幅があって読んでいて想像が膨らみます(^_^)更新、楽しみにしてます！ (2017年11月10日 4時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月5日 20時
