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チーズとハムのホットサンドに、湯気の上がってるコンソメスープ
みかんの入ったヨーグルトに、香ばしいコーヒー。
忠義は料理が上手だ。
ありあわせの材料で、いつも手際よく料理を振る舞ってくれる。
向かい合わせに座って、「いただきます」と言った声が揃った。
ふと見比べると、忠義のコーヒーは真っ黒で
私のはそれよりずっと色が薄い。
私が苦いコーヒーがあまり好きではないと覚えていてくれたらしく
何も言わなくてもミルクを入れてくれたのだ。
口に含むと、ほんのり甘くてコクがあって美味しい。
それを忠義に伝えようと彼に視線を向けたら
ちょうど忠義もカップに口をつけながら私を見ていた。
「ミルク足りんかったら自分で足して」
「んーん、ちょうどいいよ。
ありがと」
そう微笑んだら、忠義もふわんと笑った。
章大さんとはまた違う、忠義の柔らかい微笑みは
いつも私を安心させてくれる。
自分でもおかしいとは思うのだけれど
この人はきっと、簡単にいなくなったりしないと
根拠もない確信が湧いてくるのだ。
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茜音(プロフ) - えぬさん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正します！ (2017年11月12日 0時) (
レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - ひよりんさん» ありがとうございます！私には勿体無い言葉がたくさん、、！！文章がキレイだと言っていただけるのが1番うれしいのでひよりんさんのコメントを何度も読み返してしまいました。ぜひまたあそびにきてくださいね(^^) (2017年11月12日 0時) (レス) id: c4843d23a9 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ(プロフ) - 最後の｢特別やもん｣のところの名前が反応していないです、、、！ (2017年11月11日 9時) (レス) id: 0e23a7d5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひよりん(プロフ) - 言葉、文章ひとつひとつが繊細でキレイで引き込まれますね。表現に幅があって読んでいて想像が膨らみます(^_^)更新、楽しみにしてます！ (2017年11月10日 4時) (レス) id: 6d3b1b35bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2017年11月5日 20時
