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あれから私たちはまた合戦場に戻っていた
織田軍との合戦はまだ終わっていないから…とのこと
正直私は城にいたかったのだが、私だけを城に置くのは心配だったっていうメガネ…三成さんの意見と、そばにいたいという豊臣さんの意見があったのだ

「城は絶対安全って保証はないし、何よりそばにいたい!…俺があんたを必ず守るから、俺の隣にいて?」

顔を近付けてきた豊臣さんの言葉に私は否定の言葉は言えなかったのだ
あれから一時間、やっと顔の赤みが引いたよ…イケメンはほんとズルいよね!?

それから少し経ち、合戦が始まったのか危険な人…利家さんは先陣をきったようで真っ先に行ってしまった。半兵衛さんも官兵衛さんも自分の隊をひいて行ってしまった
そしてつい先程、三成さんも織田軍を迎え撃ちに出ていき天幕の中には私と豊臣さんだけになった
合戦なんて実感わかないけれど、今この瞬間で人が死んでいるのかと思うと………私は怖くなっていた。戦なんて知らないし、私の世界では戦争は既に終わっている
平和な世を生きてきたから、目の前で起こっているのに実感はわかないし、ただただ怖い
私の体は…無意識に震えていた

突然、私の手が温もりに包まれた

「え…!?」

「大丈夫だよ」

視線を向けると何時のまにかすぐ隣に豊臣さんがいて、私の手を握っていた
そこで初めて私は震えていたのだと気付いたのだ

「あんたのいた時代は、平和だったんでしょ?いきなりこんなとこに置かれて、不安になったんじゃない?」

「っ……わ、私は…」

「俺がいるよ」

自分の気持ちを見透かされたのが嫌で、つい視線を反らしてしまうが…彼の声にまた視線を向けてしまう
彼はただ、笑っていた
手はまだ握られていて、緊張していた体から力が抜けていく
もう、大丈夫だろう

「…ありがとうございます、豊臣さん」

笑う余裕もできた
もう、怖くなんてない。大丈夫だと思ったその時…私は誰かに見られているのに気付いた
豊臣さんはまだ気付いていないのか私の手を握って笑っているだけだ
私は、視線を感じる方に目を向けた。そこには…見たこともない…化け物が大群でいたのだ

「や、厄魔だー!!!」

誰かの声が聞こえたと思ったら私は手を引かれて走り出していた

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設定タグ:戦刻ナイトブラッド , 豊臣軍 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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紅華(プロフ) - 更新頑張って下さい 面白かったです 続き楽しみにしてます (2018年8月14日 14時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
みー - 楽しく読ませていただいております!更新楽しみにしています頑張ってください( ´ ▽ ` ) (2017年7月29日 23時) (レス) id: 64c4f810b5 (このIDを非表示/違反報告)
(^3^)/る(^3^)/るらぁめん - 煌夜さん» 丁寧に答えて下さって、有難うございます。納得しました。 (2017年7月15日 21時) (レス) id: ed1af04273 (このIDを非表示/違反報告)
煌夜(プロフ) - (^3^)/る(^3^)/るらぁめんさん» 反抗的な態度でも気に入られているのら豊臣軍だから、です。姉に関しては文字数制限があるので思うように進まないから。早く出せるように毎日更新しています。おかしいと言われても変えることは出来ません、ご了承下さい (2017年6月28日 6時) (レス) id: 3f36eca0ea (このIDを非表示/違反報告)
(^3^)/る(^3^)/るらぁめん - 少し設定に無理があるように感じました。お姉さんと同時にトリップしたと言っているのにまだ会ってもいない。更に豊富軍の方に反抗的?な態度を取っているにも関わらず怒りを買うどころか気に入られている。可笑しいと思います (2017年6月28日 5時) (レス) id: ed1af04273 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煌夜 | 作成日時:2017年6月20日 1時

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