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涙は流れてない
事実であり、客観的な見方をして言っただけだから
豊臣さんは私を気に入っているのはよくわかった
けれど、それはあの四人も同じだとは限らない
軍師二人なら私の活用法ぐらい何個も考え付いているだろう。迷惑だろうけれど道具としては使うかもしれない
利家さんに至っては、最初刀を向けられたから特に警戒したけれど…あれはこの世界では当たり前だ。私が失礼だっただけだ
三成さんは豊臣さんを第一に考えている。当たり前だけど、私みたいな不審者を大人しく置いておこうとは考えないだろう
結論、私はこの四人にとって道具としては使えるけれど…それ以外は面倒なものでしかないのだ

我ながらネガティブな考えだろうけれど、多分あってる…
そんなことを考えていると、豊臣さんは壁ドンをやめたのか手を降ろした。掴んだ手はそのままだけど

「迷惑ね………四人とも、この子はこの城にいて迷惑?」

そう振り返り四人に訊く。流石に四人の反応を真っ正面から聞く勇気は私にはないので俯いてしまう。これでも精神面は強くないんです…

「僕は別に〜?彼女の持ち物は確かに面白いし、気になるものばかりだよ?でもそれだけじゃなくて…彼女は臆せず僕達と話してくれるし、あの反応なんて当たり前じゃない?」

「そうだな。初めて刀を向けられ、死を実感したなら特にそれに対して警戒するのは当たり前だ。特に見知らぬ土地、見知らぬ人に対してもな」

半兵衛さん、官兵衛さんの声は…優しかった
怒っている声音なんかじゃなくて、なんといえばいいのだろう…
聞いている相手を落ち着かせるような、そんな優しげな声だ

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設定タグ:戦刻ナイトブラッド , 豊臣軍 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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紅華(プロフ) - 更新頑張って下さい 面白かったです 続き楽しみにしてます (2018年8月14日 14時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
みー - 楽しく読ませていただいております!更新楽しみにしています頑張ってください( ´ ▽ ` ) (2017年7月29日 23時) (レス) id: 64c4f810b5 (このIDを非表示/違反報告)
(^3^)/る(^3^)/るらぁめん - 煌夜さん» 丁寧に答えて下さって、有難うございます。納得しました。 (2017年7月15日 21時) (レス) id: ed1af04273 (このIDを非表示/違反報告)
煌夜(プロフ) - (^3^)/る(^3^)/るらぁめんさん» 反抗的な態度でも気に入られているのら豊臣軍だから、です。姉に関しては文字数制限があるので思うように進まないから。早く出せるように毎日更新しています。おかしいと言われても変えることは出来ません、ご了承下さい (2017年6月28日 6時) (レス) id: 3f36eca0ea (このIDを非表示/違反報告)
(^3^)/る(^3^)/るらぁめん - 少し設定に無理があるように感じました。お姉さんと同時にトリップしたと言っているのにまだ会ってもいない。更に豊富軍の方に反抗的?な態度を取っているにも関わらず怒りを買うどころか気に入られている。可笑しいと思います (2017年6月28日 5時) (レス) id: ed1af04273 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煌夜 | 作成日時:2017年6月20日 1時

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