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「どうして帰るの?」

「は?何、美姫は帰らないの?」

そう聞いてみると、美姫はブンブンと音を立てるくらいに首を縦に振った
確かに美姫はいつもどこか退屈そうだった。非日常に憧れていたというか、なんというか…
厨2かよとか思ってました、はい
そしてそんな美姫が思い描いていた世界がここだ。嬉しいことに美姫を皆必要としている
愛されたがりな人からしたらすごくいいのかもしれない

「私ね…信長様のためにこの力を使いたいの。だから蒼も」

「あ、パスで」

嬉しそうに笑いながら話す美姫に私は速攻でお断りをする
ここに残りたいってのは好きにすればいいけど、私は私でさっさと帰りたいからね
多分、帰り方を知ってるのはこの狸…イマリだっけ?

「姫巫女って一人いればいいんでしょ?帰り方は?」

「え!?え、えと…それが、わからなくて」

「使えないな」

しどろもどろに話すイマリにバッサリと言い放つと私はまた美姫を見る
私の性格を知っているだろうにまだ驚いていたが知るかそんなもん

「この世界でも元気でね。じゃあ私は帰り方探すから」

「ひ、一人で!?」

「そりゃあ…ねぇ?姫巫女は美姫がなる。なら美姫のそばにいればいい。でしょう?織田さん、豊臣さん」

今まで話に入って来なかった二人を見る
織田さんは自分が美姫を手にいれているからか、余裕そうに口の端をあげ不敵に笑っていた
もう魔王だな、あの表情
対して豊臣さんは何か怒っているのか眉間に皺を寄せている

「話、終わりなら帰るよ」

「え?豊臣さん?」

突然立ち上がった豊臣さんは私の腕を掴むと強引に立たせた
三成さん達は豊臣さんの意図がわかるのか何も言わずに後ろにつく
そのまま挨拶も簡単に私は豊臣城に連れて帰られました

私の予想では豊臣さん達は私を捨てて美姫を手にいれようと動くと思ってたんだけどなぁ

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設定タグ:戦刻ナイトブラッド , 豊臣軍 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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紅華(プロフ) - 更新頑張って下さい 面白かったです 続き楽しみにしてます (2018年8月14日 14時) (レス) id: 40a916232a (このIDを非表示/違反報告)
みー - 楽しく読ませていただいております!更新楽しみにしています頑張ってください( ´ ▽ ` ) (2017年7月29日 23時) (レス) id: 64c4f810b5 (このIDを非表示/違反報告)
(^3^)/る(^3^)/るらぁめん - 煌夜さん» 丁寧に答えて下さって、有難うございます。納得しました。 (2017年7月15日 21時) (レス) id: ed1af04273 (このIDを非表示/違反報告)
煌夜(プロフ) - (^3^)/る(^3^)/るらぁめんさん» 反抗的な態度でも気に入られているのら豊臣軍だから、です。姉に関しては文字数制限があるので思うように進まないから。早く出せるように毎日更新しています。おかしいと言われても変えることは出来ません、ご了承下さい (2017年6月28日 6時) (レス) id: 3f36eca0ea (このIDを非表示/違反報告)
(^3^)/る(^3^)/るらぁめん - 少し設定に無理があるように感じました。お姉さんと同時にトリップしたと言っているのにまだ会ってもいない。更に豊富軍の方に反抗的?な態度を取っているにも関わらず怒りを買うどころか気に入られている。可笑しいと思います (2017年6月28日 5時) (レス) id: ed1af04273 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煌夜 | 作成日時:2017年6月20日 1時

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