少女 ページ19
遠くで誰かに呼ばれている。
ここはどこ？
暗くて寂しくて涙が出そうになる。
しゃくりあげながらも何かを探す。
私が探しているものは……なに？
どこかにも触れられない……
手を大振りするが、全くどこにも
壁がない。
広い空間だなぁ。と不気味に思いながら
歩き続ける。
自分の泣き声とぺたぺたとした足音が
妙に響く、見たところ私は裸足で
元の世界にいた時に着ていた服を
着ている。
冬服なのでこの寒くない空間には、
熱く感じる。
すると頭上から声が降ってくる。
「お主はどちらにいたいのじゃ？」
少女のようだが口調がおじさんのようだ。
しかし答えないのは失礼かと思い、
質問に答えることにした
「私は名探偵コナンの世界にいたいです。」
すると甲高い笑いがこの空間に響く。
「アハハ！！お主はほんとに面白い……
普通なら帰りたいとか嘆くのが
一般的じゃが、まぁ
いいだろじゃろう。わしがお主を
あの血みどろの世界にいることを
認めてやろう。」
よくわからないが、この人が
私のトリップの原因らしい。
「あのっ！！」
どこにいるか分からないが精一杯叫ぶ
そして感謝を伝える。
「私に生きる意味を与えてくれて
ありがとうございます！！！！」
すると少女は少し照れ、
「っ、別にいい…幸せに暮らせ。」
「はいっ！！！」
嬉しくてたまらない。
視界が歪むい、いやこの空間が歪んでいる。
そう確信した。
暗闇で必死にもがくが液体でもない
この体が崩れていくような感覚が
妙に気持ち悪い。
助けてっ助けて……助けて、零！！！！
「Aっっ！！！！」
大声で名前を叫ばれると共に
目の前が真っ暗で馴染みのある香りが
する。
「あ……むひょ、ひゃん……。」
服で顔面を押し付けられているため
声がうまく出せず変になってしまった。
大変お恥ずかしいっ！！
ふかふかベットがギシッときしむ
すると私の太もも当たりに安室さんが
膝立ちし私は少し体が浮いている状態だ
「わぁぁぁぁあ！！！！！」
思わず押しのけてしまう。
いや、大変美味しい状態だったけど
心臓がもたないっっ！！
ばくばくと胸の鼓動が服の上からでも
伝わってくる……。
すると目の前の安室さんがもう1度
迫ってくる。
戸惑いすぎてフリーズしてしまい、
ただベットがきしむ音を聞いていると、
頬に私よりも大きい手が優しく添えられ
おでこにコツと暖かいものがあたる。
整った彼の顔が残り数センチの距離だ。
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メーイ(プロフ) - 麗夢さん» ありがとうございます！とても嬉しいです！これからも頑張るので、よろしくお願いします^^* (2017年9月24日 8時) (
レス) id: 88b3d868cd (このIDを非表示/違反報告)
麗夢(プロフ) - 面白いです！応援してます(*´ω｀*) (2017年9月24日 0時) (レス) id: be012b64cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メーイ | 作成日時：2017年9月16日 8時
