空振り2 ページ3
まず、第一関門はクラス替え。
去年は及川と同じクラスじゃなかったから、あんまり話せなかった。
あのときは、マジで先生恨んだわ(笑)
だから、高校生活最後の一年間、この如月Aにせめてものチャンスをください!!
そう願いながら、恐る恐るクラスが書かれている表を見る。
1組はいない、それから2、3、4と私と及川の名前はいなかった。
青城は全学年6組までだから、確率的に2分の1だ!!
あ、これマジで一緒のクラスなんじゃない?!
そう思いながら5組を見始める。
苗字的に、及川の"お"と如月の"き"で及川を先に見つけてしまう。
心臓ドックンドックンなってる、ヤバい。
ヤバいぞA、落ち着け、落ち着くんだ!!
会田
青山
石橋
上村
上野
ヤバい、もう少しで"お"だ!!
宇野
遠田
お「あ、俺5組だ!」
.........え?
「俺3年間5組なんだけど!!スゴくない?岩ちゃん」
「俺は及川と離れられてせいせいしてるわ。去年一緒だったからな」
「あ、見て見て!Aも5組だ!」
………え?
『お、おおお及川、今何て言った!?』
「あ、A。今?Aが5組だって言『うおおおお!!!』うわ!」
マジ!?ヤッバ!!めっちゃ嬉しいんだけど!!
先生ナイス!!何でもしてあげるわ、いや本気で。
『及川、私及川と一緒のクラスになれてすっっごい嬉しい!!よろしく!!!』
「え、あっうん、俺もAと一緒で嬉しいよ☆」
「………Aってこんな激しかったっけ?((コソ」
『いや((コソ(おまえが気づかねーからだよ)」
よし、第一関門突破!
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作者名:彩嘉 | 作成日時:2020年9月6日 16時