【文スト】宿題が終わらないので飛び降りたらトリップした。

11が終わらない ページ14

「オイ。」


「あ、中原？」


昨日は梶井とゲームして寝落ちしたようだ。


毎回恒例で中原が起こしにくる。


有り難いのだが、朝食まで作ってからの至近距離での起こしかたは止めてほしい。切実に。


後、知ってると思うけど僕朝食食べない派。


煩ぇ、とっとと食え。


非道い。


早く食え


会話していると中原に無理やり口に朝食を突っ込まれた。解せぬ。でも美味しいから許す。
少しずつだけど頑張って飲み込んでいく。


「手前はもっと食え。何だその細っこい身体付きは、肉弾戦になったとき痛い目みるぜ。」


うーん、御尤もな意見だね。


「しょーがないじゃん、食べない派は何が有ろうと食べない派なのー。」


中原は僕の母親かよ。


そりゃあ御免被るな。


あっそ。


「じゃ、僕梶井起こしてくる。」


朝食を二割程食べると僕は梶井を起こす。
起こすと言っても、只蹴るだけだ。


「あっ！？Aさん。おはようございます！今日も良い蹴りですね。そして、その綺麗な脚のライン、是非とももう一度蹴ってほs「黙れ。」はい♥」


「オイ、梶井ぃ。
朝っぱらから何してんだよぉ。」


居ると思ってなかったのか、梶井は中原を見て顔を青ざめさせている。


後は任せたぞ中原。


僕は素早く着替える。


中原逹を見れば色々と終わったのか、出口の方へと向かっている。


中原の後に続いて、部屋を出た。


因みに僕の服はエリスちゃんチョイスの物だ、全部。
今日のイメージはアリスらしい。まぁ察してくれ。


「今日の任務は？」


中原に訪ねれば、資料を渡される。


「その組織の殲滅と、地下に有る機密資料を取って来いだとよ。」


了解


と、返事して一緒に車に乗り込む。


持ってきたパソコンを開いて情報収集、敵組織の構成人数や建物の構造など、徹底的に調べていく。


「中原、此処の建物大分広いから、先ずは僕が中心部まで行って、全員始末するね。
で、機密資料は地下の最下層らしいから、其処だけ中原宜しく。あ、異能力者は２人居るけど、今は不在らしい、後で建物の地図渡すね。」



「嗚呼、了解だ。
相変わらず仕事が早くて助かる。」


中原に誉められるの悪い気はしないね。


どういう意味だよ。




全く太宰のせいで任務は回ってくるけど、少しだけ、楽しかったりして……………。

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