貴方の日常に〈国木田独歩〉いかがですか？【短編集】

部活がしんどい貴方へ ページ3

毎日真面目に練習しているのに


またミスをしてしまった





顧問「なんで出来ないんだ！ちゃんとやれよ！」





どれだけ練習しても上手くいかない


顧問には怒鳴られ


正直心がしんどい


最近はストレスから体の不調を起こすようになった





目眩がする




上手く息ができない





まずい





倒れる__________






部員「Aちゃん！大丈夫！？」


顧問「保健室から先生呼んでこい！！」

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目が覚めると保健室のベッドの上だった





先生「大丈夫？保護者には連絡いれてあるから、もうすぐ来るはずよ」


「でも部活が...」


『さすがに休んだほうが良いだろう』





いつのまにか国木田さんが到着していた





「ごめんなさい...お仕事中だったのに...」


『大馬鹿野郎、お前の方が大事に決まっているだろう』





国木田さんが迎えに来てくれただけでも


心が楽になる





「お世話になりました」


先生「はーい、お大事にねー」

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家につくと疲労からか睡魔に襲われた


足元がふらつく





『おい、大丈夫か』





国木田さんの腕の中に倒れこむ





「大丈夫です...」


『...あまり無理はするなよ』





今日の国木田さんは優しい


ソファーまで運んでくれた





「離れないで...」





国木田さんと密着したままで居たい


このまま彼の腕の中で眠ってしまおうか


国木田さんの匂いがする


体温が伝わってくる





「ｽｰ...」


『寝てしまったか
お前は頑張りすぎだと思うぞ...』





そう言って頭を撫でてくれたのを私は知らず


数時間ほど幸せな眠りについた

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