貴方の日常に〈国木田独歩〉いかがですか？【短編集】

【非日常】ねこみみ...？【リク】 ページ12

朝起きると猫耳と尻尾が生えていました


さすがにこの状態で仕事に向かうわけにはいかず


適当な理由をつけて休ませてもらいました。





「国木田さん大変です。助けてください」


『朝から何をやっとるんだ貴様は...』


「違いますよ、勝手に生えてたんです」




思ったより2人とも冷静に話を進める




『俺の予定を乱すんじゃない』


「好きで乱してるんじゃないです」




ぐい、と尻尾が引っ張られる




「ちょっと扱い乱暴じゃないですか？？

コレちゃんと生えてるんですからね」




ふよふよと尻尾が動く




『こっちの耳もちゃんと機能はしているのか』




親指と人差し指で耳を摘む国木田さん

普段ベタベタとくっつかない分

ちょっとしたボディータッチが嬉しく思える




『...まぁ大丈夫そうだな、俺は仕事に戻る』


「え...もう行っちゃうんですか...」




少し寂しくて つい本音を零してしまった




『なにか問題でもあるのか』


「...せっかく会えたのに、もう行っちゃうの

寂しいんですよ...」


『俺だって仕事があるんだ

そのくらいわかってくれるだろう？』




そうだよね

別に国木田さん居なくても問題は無いし

お仕事の邪魔になっちゃうよね




「ごめんなさい...」


『...仕事が終わったら真っ直ぐ向かう、だから

良い子で待っていろ、そんな顔しないでくれ』




そう言って国木田さんは頭を撫でてくれた

まるで猫を愛でるように




「良い子で待ってます、だから

帰ってきたらいっぱい構ってくださいね...？」


『あぁ、行ってくる』




私は遠くなる彼の背中をしばらく眺めていた

飼い猫はこんな気持ちで主人を待つのだろうか




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【雑談】
国木田さんって夢主ちゃんにネコミミはえても

「くだらん、仕事に戻る」って

言いそうじゃないですか？？？？？？？？？

興味なさそうだなってイメージで書きました

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