一般人が鬼におはぎ入りの箱を投げて逃げまくるお話[鬼滅の刃]

望んだこと。 ページ28

『‥‥君の苦しみは分からない。

だけど、大切な人を失って悲しいのは君だけじゃあない。



お隣さんだってそれは同じ。




だから‥』




ふわりとAの声が柔らかになる。





『楽しもうよ、人生はその為にあるからね。

‥‥君はまだ戻れるから、
まだやり直せるから。』




私は連絡先を書いた紙を置いておく。






『連絡するかどうかは君の自由。
私が言えるのはここまで。



後は家庭の事情に口は出しません、出せません』




お隣さんのお父さんが黙ったまま、俯いたまま、それでも置いた紙を持ってくれて私は少しだけ微笑む。




‥‥‥君はまだ戻れるんだかさ、楽しんでよ。笑おうよ。





『ふぅ‥‥


じゃあね、冨岡さん。蛇君。』




「おい、貴様また名前を‥‥
ハァ‥‥‥冨岡、俺達も早く帰るぞ。」




「‥‥‥そうだな。」




そんな冨岡さんと蛇君を見て、あ、と思った事を言う。




『ふふっ、冨岡さんも蛇君も実はもう友達同士ですよね。』





「何を言う？冨岡のような奴が友達なわけない。」




「‥‥」(←え？みたいな顔





『じゃあ、またね。
私もお隣さんに会いたいし。』





私はもう、振り返らずに帰っていった。









.






『人生とは、山あり谷ありである。』






どうも、皆さんこんばんは。
さっそく道を迷いましたAです。






おかしい、町へ行こうとしていたら山に入ってしまった、何で？






『まあ、誰かに会ったら道を訪ねよう。(呑気)』






ちなみに、今は夜で鬼がわんさかでるが私はもうそんなの気にしない気にしない。(※一般人の考えです)

[番外編]夢主ちゃんが血鬼術にかかったお話。→←そろそろ鬼殺隊本部の話に持っていきたい。

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