一般人が鬼におはぎ入りの箱を投げて逃げまくるお話[鬼滅の刃]

[番外編]○○しないと出られない部屋inど派手君、続き。 ページ21

解毒剤片手に勝ち誇るど派手、もはやこいつが鬼じゃないのか？鬼殺隊の人、ここに鬼がいますよー。





『そうだね‥確かに私は今毒で動けない。』





「おーおー、だから素直に
“解毒剤を下さい”と頼んでみたらどうだ？」




いつもコイツに馬鹿にされているからな、たまにはこいつの悔しそうな顔でもみてやるか。(悪魔顔)





だけどこいつはさっきから全然悔しそうな顔もしなければ焦りもしていない。






『だけどね、ど派手君。』





Aはごそごそ懐から取り出したのは‥







『まさか“自分”だけが解毒剤を常に持っているとは思っていないよね。』







にやっとこいつが解毒剤を片手に笑った。







「なっ‥てめぇ、解毒剤持ってたのかよ！」





『いやぁ、随分勝ち誇った顔をしていたねど派手君。』






ごくごく解毒剤を飲み終えるが、すぐには解毒剤の効果はでない為、座ったままこいつは口を開いた。




『ど派手君は解毒剤飲まないんだね、驚いた驚いた。』






「ってかてめぇ、解毒剤持ってたんなら、言えよ‥‥」←さっきまで勝ち誇った顔をしていた人。







『いやぁ、面白いものを見れたよ。

‥‥‥まあ、でも仮に私が、ど派手君にお願いしなくても、君は解毒剤をくれただろうね。』






「‥‥何で言いきれるんだ？」








『いや、だって君。
何だかんだ言って優しいじゃん。』







「何だかんだは余計だっつーの。
‥‥‥‥手貸してやるからはやくこっから出るぞ。」







『そして単純』








「よし、やっぱり一人で出ろ。」









そう言いつつもやっぱり手は貸してくれるど派手君なのである。

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