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手には血まみれの刀、何これ怖くね。 ページ15

「た、助けてくれてありがとぉ!!」



『‥‥‥』


助けられてお礼を言うのはおかしいことじゃないはずだけどぉ‥‥



その少女は無表情からはじめて驚いた。



「‥‥あっ、も、も、も、もしかしてぇ、この変な声がおかしいのねっ!!

そうねぇ!こんな変な話し方、おかしいよねぇ‥!!」



は、恥ずかしわぁ。



この変な話し方ならきっと笑われてしまうわぁ‥!!



しかし、少女はまた無表情に戻り首をふった。



『いや。別に話し方はおかしくない。
ただ、お礼‥を言われるとは思わなかったから。

‥‥‥あ、そうだ。血まみれの手で、手をつないだから君の手が血まみれになってしまったね、すまん』



少女は血まみれの手をじっと、呆然とみていた。



私は、手が血まみれになろうと特に気にしなかったけど、私の話し方が変じゃないって言ってくれて、嬉しかった。




「はっ!そうだわぁ‥!あなた、怪我‥」




『?‥ああ、これは私の血じゃあないですから‥。』


呆然と下をむいた少女は無表情だったし、私の思い違いかもしれないけどぉ‥‥




‥‥どこか、どこか悲しそうだった‥。




『そうだ、君、家出少女でしょ。

こんな夜に走るようにしていたし、
それに夜に外に出るのは家出少女か、私くらいですから』



「!凄いわぁ!その通りよぉ‥!
って、家出って駄目なことよねぇ‥」


『?いやぁ??
私はそれより‥』



少女は少し考える素振りをして、片手に持っていたものをとりだした。



少女は無表情のまま、それ(、、)を持って言った。



『それより‥‥怖くないんですか??』



無表情のままジーと見てくる少女。



手には血のついた刀。


血まみれの、少女。


『あ、先に言っておきますが、私にかかったこの血は人の血です。私の血ではなく、
"人間"の。』



じ、じゃあ手に持っている血まみれのか、刀は‥


するとその少女は興味なさそうに立ち上がり、スタスタ歩いていこうとした。


「あっ‥‥ま、まってぇ!」


私は少女の手を掴む。


「その血はあ、あなたの血じゃないけど、あなただって怪我しているわ!!
て、手当しないと!」


何があったかは分からない。



この子はその刀で誰かを殺した子かも知れない。



だけど‥私を、助けてくれたんだよねぇ、



『‥‥馬鹿ですねぇ。
あなたは私が怖いとか思わないんですか。
今だって手に持ってる刀で君を殺せるんですよ?』

おかしな方向にいく。→←血まみれだった、今日この頃。



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ひいらぎ・いろ - そこら辺の水道水さん» ありがとうございます、夢主のキャラを好きになってもらえて嬉しいです! (2020年11月13日 6時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の水道水(プロフ) - この作品、めっちゃ好きです(号泣) 夢主ちゃんのキャラが好きすぎて・・・ (2020年11月12日 23時) (レス) id: 44bf365a1c (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ - ミュウさん» 微妙なところで終わらせてしまいすみません、更新頑張ります! (2020年11月12日 18時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)
ミュウ - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙続きが気になるぅぅ (2020年11月12日 18時) (レス) id: 952d396015 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ・いろ - はい!! (2020年11月11日 20時) (レス) id: 79b860e9e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひいらぎ・いろ x他1人 | 作成日時:2019年11月17日 10時

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