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「邪魔者退散〜♡」




「おいマリウス、お前どういうつもりなんだよ」






「え?聡ちゃんに告白しただけだよ?」







「見えてたんでしょ?マリウスには。

勝利がこっちに戻ってくるところ。」







マリウスはきっと勝利がこっちに来るのをわかって勝利に聞こえるように言ったんだ。





それから、見えるようにしっかりと抱きついたり腕を絡めたりした。







「わざとなんでしょ?

どうしてそんなことしたの?」







「……勝利先輩への宣戦布告。

僕が先に聡ちゃんに手を出したってアピール。

ほら、なんでも“1番”が勝つでしょ?

“2番”は勝てないんだよ。」








「だからってあんなこと…」







「じゃあ聡ちゃんは勝利先輩の彼氏なの?」






「え…?」







「ほら、聡ちゃんと勝利先輩は付き合ってるわけでもなんでもないじゃん。

なのに僕が告白してなにか悪い?

人の彼女奪ったわけでもないんだし、何も悪くはないと思うんだけど。」







そう言われるとその通りだ。






俺は勝利にとってなんの存在でもない。






だからマリウスばかりを責めるのも良くない。






「僕と付き合ってくれる?」







「本気で言ってんの?」







「言ってるよ。

勝利くんは絶対振り向いてくれないよ!

だから諦めて僕の隣にいて?」






一瞬、うん と頷くか迷った。






あれ?





でも、どうして勝利はあんなに怒ったんだ?






紗綾のときはまだしも、さすがにマリウスが好きだとは思えない。








え、じゃあ勝利が怒った理由ってまさか……!?








「ねえ聡ちゃん」







俺は首に廻ってきたマリウスの腕をほどいた。






「ごめんね、マリウス。

マリウスのこと嫌いじゃないし、むしろ好きだよ。

でもね、大事なことに気づいちゃったんだ。」

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みずき(プロフ) - りんごてぃーさん» ありがとうございます^^* (2016年9月13日 7時) (レス) id: 774dd587b6 (このIDを非表示/違反報告)
りんごてぃー(プロフ) - みずきさん» いえいえ! アメブロの方も楽しみにしてますね(^ ^) (2016年9月12日 23時) (レス) id: ca6fe90faa (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - りんごてぃーさん» ご指摘ありがとうございます! (2016年9月11日 22時) (レス) id: 774dd587b6 (このIDを非表示/違反報告)
りんごてぃー(プロフ) - アメブロのURLを読み込もうとしたんですけど、できません!! (2016年9月11日 22時) (レス) id: 93868511ce (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - のど☆のどさん» ありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! (2016年8月31日 7時) (レス) id: 774dd587b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずき | 作者ホームページ:http://mizuki.kissdifference  
作成日時:2016年8月12日 9時

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