好きだよ しょりそう 2

56 love ページ21

｢……きて｣




｢ん……｣






｢……起きて｣






｢もう少し……｣





｢聡、起きないとキスしちゃうぞ？｣






｢え、勝利！？｣






ガバッと勢いよく起き上がった。






｢おはよ。よく眠れたみたいで良かった。｣





｢お、はよ。お陰様で…｣






そうだ、俺、勝利の家に泊まったんだった。






｢朝ごはん作ったから準備できたら来てね。｣







とりあえず、朝1番に勝利の顔を見るのは美しすぎて心臓に悪いな←








今日は夏休みの真っ最中。






服に着替えて勝利の元へ。






机の上にはご飯と目玉焼きとその他色々世間一般的な朝ごはんが並べてあった。






｢いただきまーす｣





ﾊﾟｸｯ






｢うまっ！｣






｢ほんと？良かった！｣






｢勝利、料理上手だね。｣





｢聡ほどじゃないよ。｣





すると、勝利は俺の口元をじっと見た。







｢な、なに？｣






｢ついてる｣





勝利は俺の口元についてたご飯粒を取って自分の口に入れた。






｢ごちそーさま。｣





｢///////////////｣







｢なんか新婚みたい 笑｣






｢そうだね。｣






｢本当に聡と結婚したら楽しいだろなー。｣






｢俺も、できることなら勝利の横にずっといたい…｣







神様はどうしていじわるするの？






なんで俺らを男にしたの？






勝利みたいなへそ曲がりの天邪鬼は僕こそがふさわしいんだよ。







他の誰にも君を奪わせたくない。

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