《2》春雨第７師団は今日も、、、平和じゃないようです

５２話 ページ18

貴「ねぇ、私達を殺して一人になった後はどうするの？」



自分の思い違いかもしれない。



でも、気になった。



本当は一人なんて嫌なんじゃないのかって……



感「……自由に生きるよ。下らないものに縛られないでね。」



口先ばかりじゃわからないんだ。



貴「本当は……









その『下らないもの』が欲しいんじゃないの……？」



それを聞いて感情も団長達も驚いている。



するとすぐに反論が帰ってきた



感「ッ!そんなわけ無いっ!私は、私は……！」



物凄く取り乱している。



感「…私は……」



その後の沈黙の中、感情の目から大粒の涙がこぼれる。



気持ちが痛い位わかる。



だってどれだけ否定したって、最後に残るのは虚しさだけ。



そんな事わかっていたはずなのに、やせ我慢して自分の心を締め付けるだけだ。



感情に近付く。



もう攻撃もしてこなくて、姿が幼い子供になった。



泣いていた子だ。



嗚咽をもらして泣いている。



感「私…もう死ぬの？消えるの？痛いの嫌だよ……」



本当に子供になったみたいだった。



殺さないといけないのか……



威「……俺が殺ろっか？痛みも感じず一瞬だよ？(^^)」



なんか言っている事は恐ろしいけど、多分これでも気を使っている方だと思う。多分……



貴「どうするかなぁ……」

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