Where I belong II （完結） (ページ9)

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59-DH ページ9

DH「ごめん、お待たせ」

ソラ「本当。女を待たせるなんて。」

DH「あぁ…ごめん、なさい…」

ソラ「冗談だよ？アハハ」

Aちゃんが韓国に来ているって事をソラヌナから聞いて以来、訳の分からなくなった僕は色んな事を相談するようになった。

だから、Aちゃんと付き合ってる事ももちろん知ってる。
今は僕の良き相談相手。

DH「また何か悪い話し？ヌナの呼び出しって怖いよ」

ソラ「う～ん…あのさ、ドンへはAちゃんの事信じてるんだよね？」

DH「…うん。でも…なんかさ、隠されてるって分かったら…変に疑っちゃう」

ソラ「うん、そうだよね。言おうか迷ってる事があるの。ドンへは知りたい？相手の裏の顔。」

DH「裏の顔…？？」

ソラ「Aちゃんがコソコソ韓国に来てた理由がこれで分かるかも知れないのよ。」

DH「…え？」

ソラ「これ…見たかったら見て」

そう言ってスマホを僕に渡してきた。
ヌナの言う裏の顔がどんななのか、分からないけど…
今のモヤモヤした気持ちをハッキリさせたいって思いはすごくある。

これを見たら何かが変わる？
いい方向に？
悪い方向に？
僕はAちゃんを信じてるんだよね？
好きって気持ちは揺るがないよね？

受け取ったスマホに目線を落とした。

画面に映っていたのは…

DH「Aちゃん………と、……………ジヨン君」

そこには、Aちゃんがジヨン君に抱き寄せられてる写真だった。

ソラ「………マネージャーが近くにいて、偶然Aちゃんらしき人を見つけて、わざわざ写真撮って送ってくれたのよ……これがAちゃんとジヨンだとしたら……」

頭の中は真っ白。
考えないようにしていたシナリオが、目の前の写真の中では起こっていたから…

つまり、Aちゃんが韓国に来てたのは…
ジヨン君に会うため…？

ソラ「マネージャーが言うには、その後お店に入って、メンバーとも親しくしてたみたい…」

メンバーにも言える仲って事……？

DH「……ヌナはジヨン君から何も聞いてないの？」

ソラ「…うん、ジヨンから最近連絡すら来なくなったわ」

DH「そっか……」

ジヨン君も……
そう言う事…なんだ…

僕の中で色々な事が一つの線で繋がった。

信じてた気持ちががたがたと崩れ始めた。